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ライアひと口メモ
これまでにトップページに掲載してきた井手によるライア関係の記事をまとめてみました。
ザーレムライアの弦の仕様変更

ザーレムライアの弦の仕様が少し変わりました。

これまでブリッジやフレットにあたる部分の弦が芯線だけになり、よりクリヤーな音の響きが生まれるようになりました。
この弦を生み出すために新たな芯線を購入したり、いろいろと試みたりして生み出されました。ザーレムライアをご購入いただける方は、新たな響きをお楽しみください。
弦の改良

ザーレムライアの弦がさらに改良されています。低音弦の巻き線の両端が芯線のみの細い仕様になっています。
ブリッジに当たるところがより細くなり、音がよりクリアーになるように試みられています。
巻き線の張り替え

ライアの低音弦には巻き線が使われています。
ザーレムライアの最低音の弦の何本かは、より澄んだ低音を目指すために、ブリッジに太い巻き線が当たらないように両端を細く改良した弦を使っています。ライアによっては、弦を張り替えるときに太い部分がブリッジに当たることがあります。その場合、弦をそのまま張ってもらっても何の支障もありません。どうしても太い部分が当たるのが気になる方は太い巻き線を少し巻き取って短くしてください。もしくは、ブリッジの位置をほんの少し下げることも可能です。
もちろん、ペロルからお送りするライアはきちんとチェックしていますし、当店に張り替えを依頼された場合は、弦を調整してお送りしています。
Q&A

ザーレムライアの解説コーナーを徐々に拡充していっています。
今回はよくあるお問い合わせをまとめてみました。
よろしかったらご覧ください。
解説コーナー

ザーレムライアの解説コーナーを徐々に拡充していっています。
今回はライアの種類大型ソプラノライアの説明を改訂しました。よろしかったらご覧ください。
アウリスグロッケン一口メモ

響きがとても素敵なアウリスグロッケンですが、長年使っていると音板の表面が色あせてきたり、音板の下のクッションのゴムが劣化して響きが鈍くなったりします。

音板が色あせても響きには問題ありませんが、ゴムの劣化で音が鈍くなると残念です。

個人的に取り替えるのは無理なのでペロルにお送りいただく形になります。アウリスでは、劣化しにくいゴムを使うようになりました。そのゴムと取り替えますので、劣化しにくくなります。

表面が汚くなった音板は、以前の塗装されているタイプだと表面の塗料をはがして磨くことで新しい輝きが戻ります(当店にお任せください)。

また、新しい塗装されていないタイプは、表面にワックス掛けをしただけなので、色の劣化が早く訪れますが、自然な感じで色あせていきます。新しい輝きがほしい方は、スチールウールなどで磨かれると、結構簡単に元の輝きが戻ります。
クリーニングのタイミング

ザーレムライアはクリーニングをすることで、表面の美しさがよみがえります。ただ、弦を外さないと全体のクリーニングはできないので弦の張り替えの際に弦を外してしまったときに、ライア本体のクリーニングをお勧めします。
ライアのピンに関して

ライアには弦を張るためのピンが取り付けられています。ピンには木ネジより浅くて緩やかな勾配を持った溝が切ってあります。

四角くなった頭の方に小さな穴があいていてそこに弦を通し、専用のキーで回すことで弦を張りながら、ピンが木の中に入り込んでいきます。それぞれのメーカーの、もしくは同じメーカーでも、溝の勾配や向きが違っていますので、―回ししても入っていく方向や深さが違います。弦を張り替えるときは必ずすでに張られている弦を緩め、ピンからどれだけの長さの余裕があるか、ピンは板面からどれだけの高さあるか、を確かめてメモしておいてください。

弦が切れたピンは必ずこの高さまで巻き戻して、同じ余分をもった弦の長さにカットしてから巻いてください。
ゲルトナーライアの弦の張り替えについて

当ペロルでは、ザーレムライア以外の弦の張り替えも行っています。

ゲルトナーの大型ソプラノライアの弦も取り寄せることができますのでゲルトナー大型ソプラノライアの弦の張り替えをお考えの方は、ご連絡ください。
使用する弦は、ザーレムで作られたゲルトナーライア用の弦です。ザーレムでは弦を自作していて、特に低音部の弦の響きには定評があります。一度張り替えてみられてはいかがでしょうか? 

ちなみにゲルトナーとザーレムの大型ソプラノライアの弦の大きな違いは高音部の単線の色の違いだけです。ゲルトナーが銀色(銀メッキ)なのに対して、ザーレムは金色(金メッキ)しています。
弦の張り替えの時期

弦の張り替えに関しては何度か書いているかと思います。
特に低音弦は弦が疲労してくるとキラメキ感がなくなりどんよりしてきます。音量も小さくなります。でも、それでも使えないわけではありません。それより問題になってくるのは弦の音の割れです。
音が割れる原因はコマの部分に弦が当たっているところが原因で起きることがありますが、そうでなければ弦が劣化していることが考えられます。これも巻き線のところで起きてきます。弾いた後に強い割れた余韻が不自然に残ってきます。そうすると演奏自体に影響してきますので弦を替えるのをお勧めします。ただ、一つの弦がそうなっているということは、他の弦も限界が来ている状態なので、一つ気付くと他の音も気になりだしたりします。一つの弦だけ替えると、不自然にその音だけがきらびやかになったりします。そういう場合は、他の弦も一緒に替えた方がいいかと思います。
ライア情報

 
 

現在、ソロソプラノライア普及版トネリコを在庫しています。フレームは斑が入った力強い木目が特徴です。すぐにお渡しすることができます。




ゲルトナーのフリューゲルカンテレ(未使用品)

ゲルトナー工房で製作されている、フリューゲルカンテレです。ドからミまでの10弦です。ずっと在庫していたもので、中古品ではありません。店頭に出す機会がなく、そのままになっていました。共鳴胴が付いていて、音は大きく温かみのある音ですケース込で63000円でお分けします。
弦の共有性

ライアの弦は本来違う音の場所に張ることはできませんし、同じタイプのライアでもメーカーや形状が違うと弦も違ってきますので、共有することができません。

しかし、 ゲルトナーライアとザーレムライアの一部の間で共有することができます。

小型ソプラノライアと大型ソプラノライアです。ただし、中、高音部の単線の弦がゲルトナー(ほかの種類のライアもすべて)ではシルバーメッキなのに対してザーレムの弦は金メッキになっていますので色合いが違ってきます。それでよければ、工房手づくりのライア弦をお試しになるのもいいかと思います。自信を持ってお勧めします。

ペロルでは、ザーレムの弦は常時在庫できるようにしていますので、ゲルトナーライアをお持ちの方でも対応することができます。

ソプラノライアに関してはゲルトナー用にザーレムのシルバーの弦も在庫しています。
共鳴板の割れや剥がれに関して

ライアの共鳴板の割れや剥がれに関してお問い合わせをいただきましたので、このコーナーでもご説明します。

このトラブルは気候の変化の激しい日本などの国で起きることが多いようです。

ライアは無垢の木を使用して作られています。無垢の木は、温度や湿度の変化、特に湿度の変化で、繊維に対して横方向に伸び縮みします。そのため、違う繊維方向で張り合わせらている物は接着面のそれぞれの木の伸びの差によって剥がれが生じることがあります。とくに多いのは、湿度が高くなって木が膨張するときよりも低くなって縮むときが起きやすいようです。秋口などは特に用心していただきたいですね。仕舞い込んでいたライアをケースから取り出し、乾燥した風通しのいいところに置いたりすると急に湿気が抜け、トラブルが生じることがあります。

このようになった場合は、ライアの強度がなくなりますので、共鳴板がどんどんズレて行き、すぐに弦を緩めないとフレームが変形して戻らなくなります。

このような状態になったら、剥がれたところをきれいにし、接着し直すか、ひどい場合には板を全部削り取って新しい板を張らなければならなくなります。

その予防として、ザーレムライアは日本向けに弾力性のあるエポキシ系の接着剤を使用して、ある時期からすべてのライアにエポキシ系を使うようにしました。

その結果、これまで当店でザーレムライアを扱い始めて10年ほどになりますが、これまでにこのようなトラブルは一度も起こっておりません。

ライアの補償期間を3年とさせていただいていますが、良識のある使用の範囲内でもしもこのようなトラブルが起きた場合には、誠意を持って対処させていただきますので、ご安心ください。
ザーレムライアの普及版と上製について

皆さんからよくご質問のある上製と普及版の違いについてご説明します。

ザーレムライアにはそれぞれのライアのタイプにいくつかの種類の木が使われています。もともとライアはバイオリンの制作を学んだ弦楽器製造マイスターがその知識と経験を生かして生みだしたものなので、バイオリンと同じように表の共鳴板にトウヒ、フレームと裏板にメープル(カエデ)を使っていました。ゲルトナーライアは今でも同じ材質を使っていますし、コロイライアのほとんどもこの木の組み合わせです。

ザーレムライアは制作者のニーダー氏が彼の持つ好奇心とあくなき探求心から、さまざまな種類の木を試し、音楽家たちのフィードバックも考慮に入れ、共鳴板に菩提樹、フレームと裏板に、カエデのほかにサクラ(これまで日本でピンの緩みなどのトラブルが起きたため、当店では扱うのを控えています)、トネリコなどのライアを生み出しました。実はその他に、ニレやナシなどのライアを作っていて、どうだと言われますが、あまりも多彩になるため当店では断っている状況です。

ヨエックスライアはゲルトナーライア工房で長く働き、その後ザーレムライア工房で2年ほど働いたヨエックスさんがその経験を生かして、やはりさまざまな木の種類を使ったライアを作り始めました。

話がそれてしまいました。上製と普及版の違いでした。ライアで使用する板はとても幅広のものです。その板を取るためにはとても大きな木が必要です。その大きさになるにはとても長い年月が必要です。同じ大きさの木であっても育った環境でかかる年数が違い、寒いところや条件の厳しいところではとても長い年数が必要ですし、木の数も限られてきます。ニーダーさんはバイオリン製作者たちとのネットワークの中で、大きな木が切られるという情報を得ると、共同で買い取り、独自の製材と長年の乾燥過程を経てライアとして生まれます。
これらの木は木目がとても複雑なためカンナで削ることも難しくとても手間がかかります。しかし、表面には斑(ふ)入りの縞模様が多彩に現れ、とても珍重されます。

ゲルトナーライアではこれらの木を使ったライアをファイアーライア(表現が正しくなかったらすみません)という名称で販売しています。
ザーレムではこれらの高価な板も区別することなく使っていましたが、経費的な面から上製とし、その他の板を使った普及版と区別するようになりました。
板の材質以外は普及版と上製で違いはありません。
ライアの大きさについて

小型ソプラノライアと大型ソプラノライアの響きの違いについてお問い合わせを受けることがあるので、簡単に書いてみます。
大型ソプラノライアは レ"'-ミ 35弦、小型ソプラノライアはラ"-ソ 27弦 で、小型ソプラノライアの低音部にファとミ、高音部にシドレをつけると大型ソプラノライアの音域になります。同じ音を出すのに大型ソプラノライアの方がサイズが大きいので、弦の長さも長くなります。弦を長くするとそれだけ太めの弦を使うことになります。太めの弦を長く使って音をだすので、音自体は大きくゆったりとした伸びのある音になります。また、ライア本体のサイズも大きくなるとより低音に共鳴するようになるので、響きの中により低音の倍音(本来の音に混じってくる別の音)が強めになるので、より落ち着きのある音色になるか、と思います。それに対して、小型ソプラノライアは繊細な響きと少し抑えられた音量を持っているので、対面で演奏するのに適しているかもしれません。
タオライア

今回ご紹介した、タオライアというのは、発祥はわからないのですが、レミラシの四つの音階からなる物で、それぞれの音に複数本の弦を張り、それを鳴らすと、とてもふくよかな空間的な響きが生まれます。今回は各音4本づつの弦を3オクターブ分張っていますので、計48本の弦になり横幅も50cmを超える大きなものになりました。アンドレアス・レーマンさんのライアづくり講座では様々な音階を持った治療のためのライアが紹介されていたそうです。
ライアに関する質問をまとめています

ライアについていろんな質問を受けます。
ザーレムとゲルトナーライアの違い、コロイライアの特徴、弦の張り方、手入れの仕方、などなど。
これらをまとめて、皆さんにも分かる形でお知らせしようと思っています。
今しばらくお待ちください。
ザーレムライアのお試しについて

ザーレムライアに興味があり、実際に楽器を見て音を聞いてみたい、と要望をいただきました。そういう方たちのために、ライアの貸し出しを検討しています。

送料だけをご負担いただければ、こちらから見本のライア(ソロソプラノライア カエデ)をお送りします。保証金としてライアの5%程度の金額を最初にご入金いただいたのちにこちらから発送します。ライア返品後、送料を除いた金額をこちらからご入金いたします。その後、ご注文いただいた方にはこの送料分はサービスといたします。また、この保証金をそのまま注文の保証金としてお預かりし、ライア入荷時には、この金額を差し引いてご入金いただく形になります。
詳しいことは、ペロルにお問い合わせください。
コロイのソプラノライア

いろんなライアの種類の中で、リーズナブルで、弦数のそろったものをお探しでしたら、コロイのソプラノライアがお勧めです。小さいながら、大型ソプラノライアと同じ35弦あります。宣伝になってしまいました。
ザーレムライアの塗装が変わりました

ザーレムライアの塗装が少し変わりました。以前はマットな感じであまり塗装された感じがなかったのですが、数台前から、表面に光沢感がある仕上げに変わっています。でも、セラックニス仕上げの光沢感とも違い、とても柔らかい感じです。
現在、ザーレムソロソプラノライア普及版カエデを一台在庫しています。
アウリス・旧タイプのライア


アウリストリアトーンライア23弦
の人気のあった旧タイプ一台を2割引きで提供します。

新タイプの表面はフラットですが、旧タイプは彫り込みがあり、新タイプが出たときに旧タイプがほしいという要望が沢山あったそうです。店に保管していたもので、中古品ではありません。弦が2本ほど切れていたものを、すべて新しい弦に張り替えました。旧タイプであることと年数がたっていることで値引きしていますが、まったくの新品です。
*01/10 おかげさまでご注文をいただきました。ありがとうございました。
使用品ライア

ここのところライアの使用品が何台か入ってきました。残念ながら皆さんにご紹介する間もなく、引き取られていきました。
もし、使用品のライアをご希望の方は、ご連絡をいただいていると、入荷した時点でご連絡を差し上げます。ただし、長期間入荷しない場合、ウエーティングの順番待ちで連絡が遅くなることが多々ありますのでご了承ください。

修理メモ
ウィンドチャイムの糸が切れたものが修理でやってきました。
また、修理レポートでご紹介したいと思います。
弦の手入れ

ライアの弦の手入れに関して、弦用オイルのところに使い方を紹介しました。
ご覧ください。
修理メモ

今回は、何も修理をしていません。がんばって、工房の整理、部屋の片づけをしています。
修理メモ

ドアハープの修理は順調に行きました。木の栓を抜き、玉から糸を外し、新しい糸を通し、糸の長さを調整して栓をしました。ちょうど、弦の位置に球が来るように調整するのに少し苦労しました。アウリスグロッケンも順調に作業出来ました。以前のグロッケンは音版の下のゴムが繋がっていましたが、今の仕様音板ごとに切れています。また、ゴムが劣化しにくいものが使われています。また、きれいな澄んだ音が戻りました。

ライアの使用品・続

前回ご紹介したザーレムライアの使用品もご紹介する間もなく引き取られていきました。ありがとうございました。

修理メモ
ゴムの痛んだ、アウリスグロッケンと糸の切れたドアハープが届いています。アウリスグロッケンの方はゴムを変えるだけなので簡単なのですが、ドアハープはやや大変です。修理できたら、またご報告します。

ライアの使用品

ザーレムライアの使用品の提供がありましたが、このページにご紹介する間もなく、別の方に引き取られていきました。引き取った方との楽しい出会いを楽しみにしています。
もう一台、使用品の提供があります。
ザーレム ソロソプラノライア トネリコ 上製です。
ライアをお引き取りして、確認したのちに皆さんにお知らせしたいと思います。
ライアの修理……

ペロル工房では、枠がずれたコロイのソプラノライアが修理を待っています。
かなり大変な作業で、どうしていくか思案中です。
ザーレムライア入荷予定

使用されたザーレムソロソプラノライアが入荷予定です。
価格など決まり次第ご紹介したいと思います。
ペロルライア

ペロルライアペンタトニックの最初のシリーズが終わり、第二弾に移っています。より良いものを提供できるように頑張りたいと思います。
ライアメモ

手づくりのライアの弦がビーンという音がする、ということでチェックしました。ピンにまいているところの最後がかすかに触れていることによって起きていました。ピンの先に弦を押さえるフレットのようなものが付いていないキンダーライア類や小型ソプラノライア類に起きがちな現象です。弦の巻き方をほんの少し調整することで(巻きの最後を少し離す)解決しました。

始めて作られたライアでしたが、改めて音を聞いてその響きの素晴らしさに、感銘を受けました(手前味噌ですみません)。
制作メモ

ペロルライアの第一弾が終わり、新たな制作に向かっています。また、ライアスタンドも制作中です。
ライアの手入れについて

お客様からライアの保管と弦の黒ずみに関するお問い合わせをいただきましたので、皆様にもご紹介したいと思います。

ライアの保管に関しては、スタンドに立てかけておいても、その場所が、急激な温度の変化や湿度が高すぎなければかまわないか、と思います。
ケースに入れておけば、急激な温度や湿度の変化、からは保護できるか、と思いますが、保管場所が湿度が高かったりすると、あまりよくないように思います。湿気の多い時期にはケースの中に乾燥剤を入れておくのもいいかもしれません。

弦のお手入れに関して、演奏の後にクロスや備え付けの弦クリーニングブラシ(ザーレムライア専用)を使って拭く(巻き線の場合は弦とビロードの面を当てるようにして弦と垂直に動かしてください。弦の裏側も同じようにして拭いてください。)ことでお手入れされてください。

巻き線の銅色の弦の黒ずみに関して、色が黒ずんでも音や響きには問題はありませんし、交換も必要ありません。もし気になるようでしたら、ピアノの弦などのさび取り用消しゴムか、スチールウールなどで弦をそっと磨いてあげれば、きれいになるかと思います。ただ、やはり時間がたつとその輝きは失われていきます。他の銀色の巻き線は、銅線に銀メッキをされているので、磨き過ぎると下地の銅色が出てきてしまうことになるので注意してください。

高音部の金色の単線の弦は、金メッキされているスチール弦なのでさび取り消しゴムやスチールウールは使わない方がいいか、と思います。さびが出て、表面がざらざらして当たるようであれば、もちろん弦を交換した方がいいですが、応急的にはさび取り用消しゴムか、スチールウールで磨くとなめらかになります。ただし、メッキを取ってしまうことになるので、表面の金色の色合いは無くなってしまいます。

高音部の単線には弦用オイルを塗ってもかまいませんが、低音部の巻き線には弦用オイルは塗らないようにしてください。巻き線の部分からオイルがしみ込んできて、響きに悪い影響を与えることがあります。
ライアの制作

現在、全音と半音が同じ方から弾けるライアを制作中です。出来上がったら、皆さんにご紹介したいと思います。
ザーレムライア・在庫状況

現在、ソロソプラノライア普及版カエデ、及び小型ソプラノライア普及版(カエデ)が在庫としてあります。どちらもとても素晴らしいものです。ご注文をお待ちしています。
ザーレムライア、名称変更のお知らせ、及びザーレムからの近況報告

これまで使ってきたザーレムライアの表記をザーレムの表記に合わせようと思います。 今までコロイと区別するために違えていましたが、その必要もないようです。
ソプラノ小 を 小型ソプラノライア
ソプラノ大 を 大型ソプラノライア
アルト大を大型アルトライア
アルト小を小型アルトライア
ソロアルトライアf"'−Cをテナーアルトライアf"'−C
とそれぞれ変更します。皆さまにはご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

ザーレムでは、大きなカエデの木が手に入り、製材所で1,5cmほどの厚みに製材してもらって、それを工房の外壁に立てかけ、片側が乾き気味になり、そり始めると返し、また反対側がそり始めると返しということを2週間ほど繰り返し、それから積み上げていくそうです。これは楽器となるカエデの板を乾かす伝統的なやり方のようで、このようなやり方はもうどこもやっていないだろう、とのことでした。
ライア修理日記

今回はザーレムソプラノ大のライアのピンの取り換えと、弦の張り替えをしました。
しばらくひかれてなかったようで、いざ弾こうとしたときには、ピンが白く濁り、弦も音が劣化していたようで、送られてきました。材質はサクラでしたが、ピンの緩みなどこれまで全くなく、順調だっただけに、ピンを新しいものに換えられることにとても心配されていましたが(私の方も少し心配しました)、緩みも出ず、新しいピンをとりつけられたライアは明るく輝いていました。
また、ザーレムのソロソプラノライアの弦のいくつかの残音が変な音になる。と、相談を受けました。弦が劣化すると、このような症状が出ることがあります。弦の音はあまり劣化していなかったのですが、低音弦を張り替えてみました。みられたような残音はなくなりました。


ザーレムライア特価品について
前回ご紹介した、ザーレムのソプラノライア小の特価品(ブラウンやライトブラウンに着色された上製のソプラノライア小はおかげさまで、完売しました。お客様には大変喜んでいただき、到着を心待ちにしていただいています。
ライア修理日記

先日、横浜の方で、ゲルトナーの大型ソプラノライア(35弦)の弦の交換をさせていただきました。使用した弦はザーレムのゲルトナー用の弦です。ゲルトナーの弦とザーレムのゲルトナー用の弦の違いは、ザーレムの弦が、工房独自で作られているということ、低音ライアの駒やフレットに当たる弦の両端が細くなっていること(弦自体も柔らかく作られています)、それに高音弦のドとソが金メッキの金色の弦になっている点です。
張り替えを依頼された方は、張り替え後の音の響きの美しさに驚かれていました。

ザーレムライア特価品について
前回ご紹介した、ザーレムのソプラノライア小の特価品(ブラウンやライトブラウンに着色された上製のソプラノライア小を普及版の価格で提供、オーダーで作ったものが残ったそうで、何ら品質には問題ありません)は後、ライトブラウン(写真右)が1台になりました。ソプラノライア小のご購入をお考えの皆さんはこの機会にご検討ください。


ザーレムライア特価品について

前回、塗りを濃くする件について、このコーナーで書きましたが、偶然に、ザーレムの方から、ブラウンやライトブラウンに着色された上製のソプラノライア小を普及版の価格で提供するとの連絡がありました。ブラウンが3台、ライトブラウンが3台あるそうです。現在、ソプラノ小をご注文頂いている皆さんにおたずねしてからのご提供となります。オーダーで作ったものが残ったそうで、何ら品質には問題ありません。

ザーレムライアのオーダーについて

ザーレムライアは弦も含めてすべて工房で手作りしているために、細かいオーダーにも対応することが出来ます。ホームページには掲載されていませんが、材質もカエデやトネリコ以外にも、ニレや、ナシの木などで作ることも可能です(現在、サクラは日本の気候に合いにくく、ピンが緩むことがあるのでお勧めはしていません)。また、塗りも色を濃くしたり、セラックニス仕上げにしたりすることが可能です。ただし、上製のみのご注文に限らせていただきます。仕様に応じて追加料金がかかります。
ザーレムライアの響きについて

ザーレムライアはやや重たいという感想を聞くことがあります。それは、同じような形態を持つゲルトナーライアと比べて、共鳴板が厚く作られているからです。とくに中央部が厚く作られています。共鳴板を薄くして、より響き良くする、という考え方に反する感じがしますが、このことを通して、ライアが響き過ぎないようにしています。

ザーレムライアが目指しているのは、弦の響きと木の響きの調和です。二つの響きが調和したときに、音が弦の音が、共鳴胴の中で直接跳ね返されずに、一旦ライアの木全体にしみこみ、音が木からにじみ出るような響きが生まれます。その響きは聴く者の心の深いところを響かせる感じがします。
ザーレムライアのメンテナンスと無料保証について

ライアを購入される方は、メンテナンスや修理などのアフターケアーのことをご心配されるか、と思います。少し詳しく書いてみます。

当店よりライアをご購入いただいた場合、3年間の無料保証を付けています。もちろん補償期間中の往復の送料は無料ですので、当店にご来店いただけないお客様でも、ご負担はありません。当店にご相談の後、クロネコヤマト宅急便の着払いにてお送りください。宅急便の方へご連絡いただくと、ご自宅まで集荷にきます。必ず楽器であることをお伝えください。ライアをエアパッキンその他で包み、お送りした際の専用の段ボールケースに入れて、新聞紙などで詰めものをしてお渡しください。専用ケースがない場合、ほかの段ボールに入れるか、集荷のご連絡の際に、楽器の発送であることを伝え、ご相談ください。

ライアをお送りした際の専用ケースとエアパッキンは捨てないでどこかに保管しておいてください。箱はテープをはがさず、そのままカッターなどでテープの部分をカットしていただくと簡単に折りたためるので、隙間スペースにご収納ください。

補償対象はライア本体のトラブル、ピンの緩みなど、製造上の問題によって発生したものです。ただし、これまで、当店より販売したザーレムライアで本体のトラブルの報告は補償期間内外に限らずありませんでした。たまに、フレームの継ぎ目、フレームと共鳴板の間にわずかな隙間があくことがありますが、これは木の収縮によって生まれたもので、強度上何の問題もありませんのでご安心ください。

お客様の不注意で、炎天下の車内に置き忘れたり、暖房器具のそばに置いたりしはことによるトラブル、落としたり、外的な圧力を加えることによっての損傷は有償での修理となります。また、弦が切れたことによる交換などの場合は往復の送料もご負担ください。弦が切れた場合は、当店にご連絡いただければ、お送りします。送料入金手数料を含め 2,300円程度の追加になります。(ザーレムのニーダー氏はライア購入の際に弦のセットを一緒に購入することを勧めています。)ザーレムライアの張り方以外の方法で張っても問題はありませんし、それほど難しいものでもありません。

弦をまとめて交換される際に当店にお任せいただければ、弦を外した際に全体のクリーニング、ピンの状態のチェックなどをすることが出来ます。

こちらから返送する場合の送料はヤマト宅急便の最低料金になります。(例:九州400円、関東950円、東北1150円ほか 沖縄、北海道は郵便局のゆうパックでサイズにより異なります)

補償期間を過ぎると有償になりますが、これまでのところご購入後3年以上たってからの製造上の問題は見受けられませんのでご安心ください。

その他にご質問がある場合は、お気軽にご連絡ください。
弦の張り方

弦の張り方について、それぞれのライアメーカーで弦の巻き方が違います。ただ、基本的にはどの巻き方をしてもかまいません。要は弦が緩まないように止まり、弦の高さが板から必要な高さに来ればいいのです。いちばん簡単なのは、コロイやアウリスライアのやり方です。弦をピンの穴を通し5センチほど余分に切り、先を直角よりやや鋭角に5mmほど曲げ、引き戻し、曲げた部分に乗るように弦を巻いていくことです。
キンダーハープ

先日、木目も癖があり、塗装の状態が良くなく、ピンも緩んでいるキンダーハープが戻ってきました。当店のチェックがきちんとできていずにお客様には大変ご迷惑をおかけしました。
製造者の方と相談をし、お取り替えに関してお伝えしました。お客様は、出会ったものを大切にしたい、ということで、私の方で、塗り替え、ピンの交換をいたしました。そのお気持ちは大変うれしく感じ、補修が終わったキンダーハープも心なしか、喜んでいるように感じました。
メンテナンス講習

福岡市に在住でザーレムライアをご購入いただいた方から、弦の張り替え、簡単なメンテナンスの講習をしてほしいという依頼がありました。
福岡市近郊にお住まいのザーレムライアご購入の方(もちろん遠くでもかまいません)を対象に、今回限り参加費無料の講座を企画中です。決まり次第ご連絡を差し上げます。
ぜひご参加ください。尚、その後、ご希望の方には、個別にライアのチェックをする予定です。
ザーレムライアのHP

ザーレムライアのHPが新しくなりました。それぞれのライアの説明では、ライアの音が聞けるようになりました(サウンド・オブ・ザ・ライアのCDに入っているもの)
ぜひご覧ください。まだドイツ語だけで、日本語の説明は付いていません。
ライア修理メモ
10/30

ピンが緩いということで、修理依頼のライアが届きました。以前、ピンの緩み取りで処置したものですが、2年ほどたってやはり緩んできたものです。当店からご購入いただいたもので、とてもご迷惑をおかけして申し訳なく思います。今回は緩んでいるピンをほんの少し太いピンに交換しました。お客様からは、こわごわと調弦していたのが、安心して調弦できるようになったと、とても喜んでいただきました。
オーダーメイドの弦
10/16

上にご紹介した、工藤さんからソロアルトライアの弦の張り替えのご依頼がありました。
普通のザーレムのソロアルトライアなのですが、弦の色が逆になっているものでした。オーダーメイドで弦の色合いが逆のものを特別に作ってもらったそうで、もちろん替え弦も一緒に送られてきました。ザーレムのニーダーさんにそのことを聞くと特別の事情で、一度だけ作ったとのことでした。弦まで手作りしているニーダーさんだからできることだ、と感心しました。PRをしてしまったようです。
新たなライア
10/02

私が手作りライアを作っているということを知られて、先日ある方から、台の上に置いて引けるライアが作れないだろうか、というご相談を受けました。台の上に置いて上からダイアトニックの音階とペンタトニックの音階を弾けるようなもの、とのご相談でした。
早速、頭にいろいろの形を思い浮かべました。つくづく、作るのが好きなのだな、とわれながら感心(呆れ?)してしまいました。今回体験したタオライアなど、新たなものを生み出していきたいと思いました。
近況
09/18

前回ご紹介したザーレムのソプラノ小の引き取り手が決まって買っていただいた方の手に渡って行きました。ご紹介いただいた方、嫁ぎ先になっていただいた方、それぞれ喜んでいただいたようで、とてもうれしいです。
先日、ゲルトナーのディスカウントライアが弦の張り替えのために送られてきました。48弦あるクリスタル型と呼ばれるライアで、ほかのゲルトナーのライアが丸い形をしているのに対して、唯一、角張った形をしているライアです。いろんなライアが弦の張り替えやメンテで送られてくるので、居ながらにして出会え、とてもうれしく思います。響きと音色がそれぞれのライアで違うのがとても興味深いです。
一緒にお送りいただいた弦を2本張り替える作業でした。こういうときは特に緊張します。
ライアは、ピンの高さ、ピンの入り込む程度、ピンの回転方向、残す弦の長さ、弦の捲き方、などが、それぞれの種類で違うので、新たなライアは巻かれている弦を観察して調べていきます。また、替えの弦がないので、切ってしまうとアウトです。
中古ライア
09/04

前回紹介した、ザーレムのソプラノ小の中古在庫が一台あります。とても程度のいい物でお買い得です。ライア購入をお考えの方、ぜひご考慮ください。一年ちょっと経ったものです。価格としては、現在¥198800で販売されているもので、¥132773でお出しできます。

ソプラノ小については、ザーレムライアのページをご覧ください。
(*お蔭様で9月12日現在完売いたしました。)
ザーレムライアとバイオリン
08/21

ザーレムライアに使われている板はバイオリンに使う板と同じものが使われています。ザーレムライアのニーダーさんはバイオリン工房の人と共同で木を購入し製材をしています。木は本質的に長い年月がたてばたつほど木の中の構造が変化し、より響きが良くなってきます。ライアも長年大切に使えば使うほど響きが良くなる楽器です。弦は音が悪くなったら張り替えましょう。

ザーレムソプラノライア小が中古で入荷しました。ご興味のある方はご連絡ください。一年ちょっと経ったものです。
価格としては、現在¥198800で販売されているもので、¥132773でお出しできます。
普及版と上製版
08/11

ザーレムライアの普及版と上製の違いがわかないというご質問をよくいただきます。
上製は木目がきれいで複雑で、年数のたった木が使われていますが、普及版には年数があまり経っておらず、木目が単純なものが使われています。
HPのザーレムライアの写真は現在上製のものが使われています。この写真の大きさだと上製と普及版の違いを見分けるのは困難です。
上製と普及版の違いは、単にフレームと共鳴板に使われている板の材料の上記の違いだけです。
木は年数が経てば、年輪の模様が複雑になり、年輪と年輪の間も密になります。また、木目が複雑になることで磨き上げた時に斑入りと言って、雲の輝きのような模様が浮き出ているものがよくあります。長い年月の間にタール成分や樹脂成分のなどのミネラルが木に浸透して色いも深く、木もより固くなります。その分、加工するのも大変になってきます。木の材料代と製作上の手間が価格に反映されています。
それに対して、普及版に使われている木は比較的新しいもので、木目も単純になっています。
ただし、構造的なものは全く一緒で、塗装も変わりませんので、音色はほとんど違いがなく、長年使っていて問題が生じるということもありません。
塗装の種類と特徴
07/17

塗装についてのお問い合わせを受けたので、皆さんにもお知らせします。現在のところ、主に3種類の塗装がライアに使われています。コロイのライア類に主に使われているセラックニス、ザーレムなどに使われているオイルと木の樹脂の混合物の上にワックス塗り、それと、ニトロラックと呼んでいる合成塗料です。セラックニスは表面に光沢がありしっかりとした塗膜を作っているために汚れにくいですが、熱とアルコールに弱く、ケースに入れたまま暑いところに置くとケースの内側の毛がついて、取れなくなることがあります。また、手の汗などが塗装の目に見えないくらい細かいたくさんの亀裂から染み込むとその汚れを取るために、塗装を全部はがさなければなりません。オイルと木の樹脂の混合物の上にワックス塗りの塗装は汚れは付きやすいですが、上からワックスを塗ることで、その汚れを同時に取ってくれます。
弦を取り換える時に
07/03

ライアには右回りで入っていくピンを使ったものと左回りで入っていくものを使ったものがあります。それぞれで、弦の巻きの方向が違いますので、調弦の時、弦を取り換えられる時にご注意ください。また、一回しでピンが木の中に入っていく程度も違いますので、弦を取り換えられるときは、ピンを回し、弦を巻き戻して、ピンの高さを戻してください。そして、ライアの説明書に書かれた、ピンからどれだけの長さ余分に弦をとればいいか、を確認して弦を切って、巻いてください。説明書がなく、弦が切れて最初のピンの高さと余分な弦の長さがわからない場合は、きちんと張られた弦を巻き戻して、ピンの初めの高さ(板からピンの先まで)とピンから余分な弦の長さを確認して、それに合わせて張ってください。

梅雨時は湿度が高くなります。しまっているライアがあったら時々ふたを開けて、弦を乾いた柔らかい布で拭いてあげてください。
また、気温と湿度の高い夏から湿度の低い秋口への移行期が特にライアのトラブルが多くなります。板が割れたり、接着面がはがれたり、ずれたりした場合は、すぐに弦を緩めて販売店の方にご連絡ください。
夏に気をつけたいこと
06/19

湿度と気温の高い季節がやってきました。ライアは、絶対に車の中に置きっぱなしにしないでください。特に、コロイのライア類は表面がセラックニス仕上げですので、熱に弱く、溶けて周りの内張りが張り付いたりしますので、お気をつけてください。エアコンの風が直接あたる所に置かないでください。梅雨時は湿度が高くなります。仕舞っているライアがあったら時々ふたを開けて、弦を乾いた柔らかい布で拭いてあげてください。

また、気温と湿度の高い夏から湿度の低い秋口への移行期が特にライアのトラブルが多くなります。板が割れたり、接着面がはがれたり、ずれたりした場合は、すぐに弦を緩めて販売店の方にご連絡ください。
着色ライア

ザーレムから着色されたソロソプラノライアカエデが届きました。(左上の写真参照)とても奇麗な色合いです。予定より時間がかかり、お客様にはご迷惑をおかけしました。でも手間がかかった分だけ、とてもいい感じに仕上がっています。

先日、オーストラリアのシュタイナー学校の夏の企画か何かで作られたキンダーハープをお預かりしました。親子で作られたそうで、二台ともとても素敵なものができていました。弦を張り替えるととてもいい響きを奏でてくれました。幼稚園で子供たちに聴かせてあげられるとのこと、その響きを子供たちが楽しんでくれるとうれしいです。
子ども用ライアの手作り
05/15

何度か手作りライア(五音階の子供用ライア)を作る手伝いをさせていただく機会がありました。ノミを使ってとても硬い板を削っていくというとても過酷(?)な作業にもかかわらず、想像したよりはるかに楽しい、という言葉をたくさんいただきました。もちろん、作業に入る前は、ライアづくりはもっと簡単だと想像していた、という声をたくさんお聞きしましたが・・・
ご自分のデザインを生かして、木と対話しながら、一つの形を生み出し、音を生み出すという体験はとても、良い体験です。体験したいという方はペロルの方にご連絡ください。講座をご紹介します。現在、関東と福岡の方で予定しています。
ザーレムライアの変更について
05/01

冒頭にもお知らせしましたが、ザーレムライアの価格体系が変わり、皆様によりお求め安くなりました。また、ライアに使われている材料の価格の開きが大きく、今までの仕様のタイプを同じ価格で提供できなくなったようです。ご理解をお願いします。材料の違いですが、今までのライア、特にカエデにはよく斑入りという炎のような模様が見事に浮き出てきているものが多くありました。これは、時としてトネリコにも見られました。この斑入りは本来とても高価な材料です。そのほかにも、木目がとても複雑で素晴らしいものが多くありました。長い時間をかけて大きくなった木はこのような木目を持っています。また、作業も困難で手間がかかります。
マレイ・ライトさんのライア
04/17

マレイ・ライトさんのソプラノライアが到着しました。現在、注文から入荷まで2年半ほどかかるという人気です。
改めて、その音の響きを確認し、作りを確認しました。薄い共鳴板とそれを弦で押さえつけないようにするコマの構造に感心させられました。
そして、ザーレムライアとの音づくりのコンセプトの違いを感じさせられました。
それぞれにそれぞれの個性を感じました。
ライアの仕入れ
04/03

ザーレムライアはご注文をお受けしてからの製作する受注発注の形をとっています。ご注文をいただいた時点で番号を付け、製作しています。

当店では、お客様により早くライアをお届けできるようにと、ソロソプラノライア カエデとソプラノライア小を先行してお客様に代わって注文しています。それで在庫の分もお客様にご注文いただいた順番にお渡ししていますのでご了承ください。現在、ソプラノライア小の在庫が1台あります。
ライアの大きさと音の大きさ
03/20

ライアの音と響きに関して少しお話しします。音に関してはそれぞれ個人的な好みがあるので、どれがいいということは一概に言えません。ある方は、ハープやバンジョのように母音的な少し籠った音(個人的な見解です)が好みかもしれませんし、ある方はシタールのような子音的な金属的な音が好きかもしれません。そのように、ライアによって響きと音色に特徴があります。そんな中で一般的に言えることを考えてみます。

まず、適切で、均等な弦の張りです。弦を弾いたときに、それぞれの弦に均等な張りがなければとても弾きにくいことになりますし、音の大きさも響きもそれぞれバラバラで違ってきますのでメロディを滑らかに弾くことが難しくなります。市販されているライアでは音と弦の張りを専門の弦のメーカーがきちんと計算しているので、ほとんど見られないことです。手作りのライアの場合にこのことが考慮されていないものを見ることがあります。

市販のライアの中にも、構造上、どの種類の弦を使うか、長さをどうするか、張りをどうするかという、バランスがあります。それで、弾いたときの弦の手触りがライアによって硬い感じがしたり、柔らかい感じがしたりします。

次に、考えたいのは音のバランスです。一音一音弾いていったときに、音の大きさにばらつきがあると曲を演奏したときに、強弱が付いてしまい、それを滑らかにするのにとても神経を使わなければならなくなります。また、どれかの音が全体に共鳴してしまい、強く響き過ぎることがあります。これは共鳴の構造上どうしても生まれてきがちなもので、ライアのメーカーはこれを防ぐために頭を悩ませています。ザーレムやゲルトナーなどの丸型のソプラノライア大の場合は真ん中辺りのラの音あたりです。ザーレムでは、弦の種類を変えたり、いろんな方法で、この現象が起こりにくいように試みています。

全体的に低音域と高音域のバランスがとれていなくて、どちらかが弱いということがあります。これも滑らかな演奏の障害となります。
ライア在庫情報
03/06

当店でもご紹介している、マレイ・ライトさんのライアの人気が高いようで、「今ご注文いただくと2年半の待ちになります。申し訳ありません。」と言われました。これからご注文をお考えの方、このような現状です。申し訳ありません。
ザーレムライアの在庫が置けるようになりました。ソロソプラノライアカエデとソプラノ小です。3月5日現在各1台在庫しています。
ライアのクリーニングについて
02/20

ザーレムライアの汚れを落とす方法で、クリーニング液(ワックスクリーナー)を使って表面の汚れを落とし、それからワックスを塗るようにお知らせしていましたが、私の方の理解に勘違いがあり、ワックスクリーナーで汚れを取った後は専用のオイルとヤニの混合オイルを数回塗り、それからワックスをかけるということでした。オイルとヤニの混合物を塗るのは手間がかかるし、失敗しやすいので、一般のお客様には勧められない、とのことでした。
そこでクリーニング液の販売を中止させていただきます。
今後、クリーニング液を使ったクリーニング方は、弦の張替の時にご希望があれば当店で行います。
お客様が出来る手入れ法は、半年に一度ほど、ワックスを柔らかい布にとり、ワックスを塗りながら古い汚れを取ってください。
ゲルトナーの張替
02/06

ゲルトナーソプラノライアが弦の張替のために当店にやってきました。よく弾き込まれていて、ライア自体にも長い年月の汚れがありました。弦の張替時は弦を全部はずしてしまうので、ボディのクリーニングをするのに最適です。ライアのメーカーによって表面の仕上げが違い、ザーレムライア以外のライアのクリーニングは難しいところがありますが、このライアの仕上げは同じようだったため、ザーレムライアと同じ方法でクリーニングしました。クリーニング液を柔らかい布に含ませ、丁寧に汚れをとっていきました。見違えるように汚れが取れ、その後ワックスを刷り込むと絹の輝きが生まれました。弦もゲルトナー用のザーレム弦で低音部には段がついていて、板に当たるところは細くなっています。弦を張り終えて音を出してみると、つやのある明るい響きが特に低音部によみがえってきました。お客様にもとっても喜んでいただき、とても嬉しかったです。
弦のさびについて
01/23

ライアの弦は弾いているうちにどうしても新しい時とは表面の色が変わってきます。
銀色をしている巻き線は、芯の弦に銀メッキをされた細い銅線がまかれています。
また、ドとソの金色の弦は銅線がそのまま巻かれています。そのために、弦の変色はありますが、弦自体が錆びるということはありませんので柔らかい布などで演奏後拭くなどしてお手入れしてください。ザーレム専用弦クリーナーを使う時は弦と垂直に動かすことで巻き線の間の汚れを取ることができます。
また、高音の単線はスチール弦に銀メッキ、ザーレムの場合は金メッキされています。
普段演奏後には、柔らかい布かザーレム専用弦クリーナーの棒の部分で汚れをふき取ってください。
もしスチール弦がさびて手に触るような場合は、本来弦を交換した方がベストですが、それができないときはスチールウールや弦のさび取り消しゴムなどで注意深く磨いてください。めっきの部分は取れて黒くなりますが手触りは滑らかになります。そのあとはこまめにお手入れしてください。他社から出ている弦オイルの使用はこのスチール弦に限って可能です(ザーレムは勧めていません)。しかし、巻き線への使用はお控えください。オイルが巻き線の下の芯線の方に入って行って音に悪影響を与えます。
(個別のご相談は、当店でライアをご購入いただいた方、およびペロルライアの会のかたのみに限らせていただきます。)
弦の巻き方
01/09

それぞれのメーカーで弦の巻き方、巻く方向が違っています。弦が切れたときは、切れていない弦の巻き方を参考にしてください。
また、必ずピンを巻き戻して巻き始めのピンの高さにし、それから弦を巻いてください。新しい弦を張るときは、それぞれのメーカーで余分な弦の長さが違っているのでご注意ください。
詳しくは、ライアを購入されたお店にご相談ください。
ピンの緩み
12/19

時々、ライアのピンの緩みの修理でライアが届きます。調弦をしても音が変わりやすいとお感じの方はピンの緩みを疑ってみてください。当店ではピンの緩みを抑える処置をしています。当店へご依頼される場合は、どのピンが緩むのか、もし何らかの処置をしたのなら、どのピンをどのような処置をしたのか事前にお知らせいただけると、対処がスムーズになります。
アウリスグロッケンの音板の下、及びピンの周りのゴムの取り換えもしています。響きがなくなったりしたものは、また美しい響きを取り戻します。当店及び、つみきやペロル時代にご購入いただいたお客様はその旨お伝えください。割引にて補修いたします。
本来の響き
12/05

当店に、10年ほど前に買われたザーレムのキンダーハープが弦の張替でやってきました。
違う弦が貼られていて本来の響きが生まれていませんでした。当店で購入されたものではありませんが、当店がザーレムを扱いだす以前のご購入ということで、お世話をさせていただくことにしました。
ザーレムライア入荷情報
2008/11/21

お待たせしているザーレムライアがもうすぐ入荷する予定です。キンダーハープも入荷予定です。
軽量ケースについて
11/07

ご好評をいただいている軽量ケースについて、防水性に関するお問い合わせがありました。
ケースは発泡性のプラスチックの周りをナイロン系の布で覆っています。それで、水を通したり、濡れたことによりケース自体が痛んだり、ということはありませんが、ナイロン系の布が防水ではないので、水分を含んで膨張し少ししわになるようです(乾いたらもとどおりになるか、と思います)。出荷時には防水スプレーをかけていますが、月日と共に効果が落ちてきますので、時々防水スプレーをかけていただくと安心か、と思います。なお、防水スプレーをかける際には、必ず野外など、風通しのいい場所で使用してください。呼吸器系に弊害を及ぼします。
季節の手入れ
10/24

9月からこの時期あたりかけて湿度の大きな変化が訪れます。それにつれて、ライアもトラブルが一番発生しやすい時期でもあります。仕舞い込まれているライアがあれば、一度ケースから取り出して、ご確認ください。その際に、急に野外に出したり、風通しのいいところや直射日光、暖房器具のそばなどには持ってこないようにしてください。
もし、万が一、フレームと共鳴板のズレ、割れ、ヒビなどを発見されたら、すぐに弦を緩めてください。そして、ご購入された販売店へご相談ください。
手作りキンダーハープ
10/10

毎年この季節になると、教室のお母さん方を中心にライア(キンダ―ハープ)の手作りを行います。親の愛情がこもったライアをつまびく子どもたちの姿を見ると何とも言えない気持ちになります。それとは裏腹に、作業はかなりハードですが・・・。
おたよりに感謝
09/19

先日ザーレムのアルトライア用のスタンドをお送りした方から、問題点についてご指摘を受けました。ありがたいことです。こうやって、実際に使う中で、良いものになっていくのでしょう。
いつか、商品としてご紹介したと思います。皆さんからも、こういうものがあったら、というご指摘があればご連絡をお待ちしています。
アルトライア用のスタンド
09/05

今回、要望があって、ザーレムのアルトライア用のスタンドを製作してみました。(上の写真参照)
脚の取り外しができるザーレムライアのライアスタンドを参考に作りました。楕円形のシンプルなフォルムでまとめています。アルトだけでなくソプラノライアも載せられるようになっています。
物を初めて作るときは試行錯誤の連続ですが、それだけに出来上がったときの喜びもひとしおです。ああ、ここはこうが良かったかな、などと、ずっと心をとらえてはなれません。
ライアを演奏される皆さんも、こういうものがあったらいいな。とかありましたら、当店のほうにお声をかけていただくとうれしく思います。

先日、ライアの弦を張り替えた方から、「音がとっても良くなって嬉しいです。」との言葉をいただきました。私の方も感謝の言葉をいただいて、<仕事をしてよかった>と、とてもありがたい気分になりました。
ライアの響きについて
08/22

ライアの響きに関しては個人的な好みもあるのでどれが良いということは一概に言えないところがあります。ただ演奏上問題になってくる点を幾つか述べていきたいと思います。まず、いちばん重要になってくるのは音の大きさにバラつきがないということです。
ライアの弦を同じ強さで一弦ずつ鳴らして行った時に、音の大きさが極端に大きくなったり小さいくなったりすると、演奏する際にそれを補うように弾く強さを変えないと(特に大きく響く弦)演奏が不自然になります。特に大きく響く音は、共鳴胴(ライアの真ん中に穴が開いたところ)の中で音がひどく共鳴してしまい、繊細な響きが奪われてしまいます。ライアに限らず、様々な楽器は、それぞれの音のばらつきをいかに無くすためにさまざまなくふうがなされてきているといえるでしょう。ライアの検品をしてても、一台一台個性があり、それぞれの弦の音の大きさや響きのバランスが違うことに気付かされます。
弦の張替えについて
08/01

弦オイルについてのお問い合わせもよくあります。
コロイの弦オイルは当店でも販売していますが、ザーレムのニーダー氏は基本的に弦オイルの使用に関しては反対です。特に、巻き線へは使用しないように指示しています。芯線と巻き線の間にオイルが入り込んでしまって、響きに悪い影響を与えるとのことです。
演奏の後はこまめにザーレムライア付属の弦クリーナーかやわらかい布で拭き取ることが一番のようです。その場合、布でピンのあたりを触ると、布に弦の端が引っかかり、弦が外れることがあるのでご注意ください。
なお、弦の張替えその他のメンテナンスのご質問は当店からライアを購入された方に限らせていただきます。当店をお知りになる前にほかの方法でライアをご購入された方で、お困りの方に関しては、『ペロルザーレムライアの会』を設けていますので、ご相談ください。なお、弦はどなたでもご購入いただけます(割引の特典はありません)。
弦の張替えについて
07/18

弦の張替えの時期についてよくお問い合わせがあります。
ライアの弦は常に強い張力で張られているので、長い時間が経つと金属が疲労を起こし、響きにくくなったり、ひどいときには音を合わせても合わなくて最後に切れたりします。
もちろん、頻繁に弾かれる方の弦は早く傷みます。
特に低音弦は傷みが早くやってきます。中心にスチールやブロンズの芯線があり、その周りに銀でコーティングされた細い銅線が巻かれた複雑な構造をしているためです。
弦が疲労してくると、輝くような響きがなくなり、鈍く曇ったような音になります。
ライアを演奏される方は、音が徐々に変わってくるためにあまり音の劣化に気づかれないことが多く、弦を張り替えてみて驚かれることが多いようです。
音というものは、本来好みの問題でもあるので、中にはこの曇った音が好きだとか、新しいきらびやかな音は落ち着きがない、とか感じられる方もあるかと思いますので、一概には言えないのですが、低音などはほとんど響かなくなってきます。音の変化はよく弾かれる方で、2年ぐらいから顕著に現れます。もちろん切れないとそのまま使えはするので10年以上張られ続けていることもあり、切れた1本を変えるとその音がやけに明るく響くようになり、バランスが取れなくなって全部変えることになる場合もあるようです。
弦の張替えに関しては、ザーレムやゲルトナーはリングを作る特別のやり方をしていますが、何もそのやり方でなくても弦は止まるので、簡単なコロイやアウリスのやり方でもかまわないか、と思います。
弦が切れたときは、必ずピンを少し巻き戻して位置を高くして張るようにしてください。
なお、弦の張替えその他のメンテナンスのご質問は、当店からライアを購入された方に限らせていただきます。当店をお知りになる前にほかの方法でライアをご購入された方で、お困りの方に関しては、『ペロルライアの会』を設けています(詳しくはザーレムライアのページへ)ので、ご相談ください。なお、弦に関してはどなたでもご購入いただけます(割引の特典はありません)。
弦について
07/04

ザーレムライアの弦をザーレムが自作している話については以前このコーナーでもお話したかと思います。ザーレムは実は、ゲルトナーライア用の弦も作っています。先日、ゲルトナーのアルトライアにゲルトナー用のザーレムライアの弦を張りました。弦を張りながら、その弦の違いをあらためて感じました。
特に低音弦は大きく違いました。ゲルトナーの弦に比べてザーレムの弦はとても手触りが柔らかくプニプニしています(すいません、表現が稚拙で、この言葉でしか表現できません)。
低音弦は芯線に細い線をコイル状に巻いて作りますが、ザーレムの弦は細い芯線を使い、それに細い巻き線を二重に巻いているので手触りと張りが柔らかくなり、指に吸い付く感じがします。もちろん音もとても柔らかでありながらきらめく感じがあり、ライア本体に染み込んでいく感じがあります。もちろん張り替える前は、弦の響き自体がかなり弱まっていましたが、張り替えた後、試し弾きをしてみて、その響きの美しさと心に染み込んでくる感じにとても心を打たれ、ずっと鳴らしていたい気になりました。入荷したザーレムライアを試し弾きするときも同じような感覚にとらわれ、作業が進まなくなってしまいます。すみません。なんだか、とっても宣伝してしまったようです。でも、やっぱりすばらしいので伝えたくなります。
仕事しながらいい気持ちになれるなんて幸せものです。皆さんに感謝です。ありがとうございます。
ザーレムライア購入後のメンテナンスに関して
06/20

ライアを購入される方が心配されるのは、メンテナンスに関してです。
当店からザーレムライアを購入された場合に、その後のメンテナンスをご心配されるのはよくわかります。当店から購入していただいたザーレムライアに関して、お客様が普通にお使いいただいた場合に生じるトラブルに関して3年間の無料保障をしています。もちろん送料その他も負担させていただきます。たまに起きてくるトラブルとして、ピンの緩みがあります。木に金属をねじ込み、ある程度の遊びを持って回るように作られているので、どうしてもたまに起きてきます。お客様の不注意によるトラブル、3年以上経ったライアのトラブルに関しては、有償で対処させていただいています。
ザーレムライアに関して、これまでにまだピンの緩みによるトラブル以外のトラブルは起きたことがありません。もし、そのような事態が生じたときは、ザーレム工房と話し合い、対策を考えていきます。
弦の張替え、表面の汚れ取り、なども行っています。詳しいことは電話などでお問い合わせください。
表面塗装
06/06

今回は表面塗装の話をします。
ザーレムライアの表面は木をペーパーで磨いた後、オイルと松脂などを混合したものを染み込ませて硬化させた後、専用のワックスが塗られています。ニーダー氏が響き、その他を試した結果、この塗装が最良だと判断し、ずっとこのやり方を続けています。この塗装の利点は、表面に硬い塗膜をつくっていないので、塗膜表面のひび割れがないこと。温度に強いこと。メンテナンスがしやすいことです。短所は表面に固い塗膜を作らないので、汚れがついた場合に取れにくいことです。長く使っていると、どうしても触っているところに少し汚れがつきます。ただし、これは先ほどの長所であるメンテナンスがしやすいことで解決します。汚れたかな、と思ったら、当店で販売しているザーレムライアクリーニング液(お問い合わせ商品)を柔らかい布に含ませ拭くと、表面のワックスと一緒に汚れが取れていきます。(ひどい汚れを放置して、完全に取れない場合は、当店のほうにお任せください。下地のほうから調整します。ただし、汚れがあっても音になんらの支障はありません。)その後、専用のワックスを柔らかい布につけ、伸ばして拭き上げると、どんなに古いザーレムライアでも見違えるようになります。
ザーレムライア:ライアの響きと構造に関して
05/02

もともとホーラント・ゲルトナーに始まったライア作りはニーダー氏をはじめとする三人の弟子たちに受け継がれました(ゲルトナー工房を除いて)。現在でもそれを受け継いで作っているのはニーダー氏のみです(後の二人は退職して年金生活)。
ニーダー氏は音楽家たちとの協力で、そのゲルトナーライアに改良を加え、さらにすばらしい響きを追求しました。ニーダー氏はその響きを「弦と木のバランスが取れた響き。」と呼んでいます。そのための工夫がいろんなところで見られます。
ニーダー氏のところにはよくライア演奏家が訪れます。CDでおなじみのジョン・ビリングさんを始め、スザンネ・ハインツさんもよく訪ねてこられるようです。これらの演奏家と直に話をし、それをライア作りに生かしています。
昨今、彼のところには、ザーレムライアを真似たライアがやってくるそうです。「自分のところで作ったものではないので。」と断るそうですが、そのときに音を聞いてみて、その楽器の響きが不十分で、バランスが取れていないことが多いそうです。外見的に真似をしてみても、響きを生み出すのはなかなか大変のようです。もちろん、響きに関してはそれぞれ個人的な好みもあるでしょうが、お客様に、やっぱりこの響きが素敵で、といっていただくと、とっても嬉しくなります。
ただ、音によって響きの強さのバラつきがあると音楽として演奏するのには難しくなるように思います。
私もさまざまなライアに触れる中で、その響きに対してよりイメージができるようになりました。そして、音が板で跳ね返されて戻ってきているな、とか共鳴胴の中に音が入り込んでいないな、とか、逆に音が共鳴胴のかなでこもっているな、とか感じとことができるようになりました。そんな中で、ザーレムライアの響きはバランスが取れていて、板に音がしみこんで全体に広がっていくようだな、と心に響いてくるのは、やはり贔屓目に見ているからでしょうか。
ザーレムのキンダーハープを触ったときに、その音の染み込み具合に驚き(心にも染みて来るから不思議です。)ずっと鳴らしておきたい気持ちに駆られました。そして、ニーダー氏にその感想を告げると、「それが、弦と木のバランスが取れているということさ(ニーッ!)」といわれました。
前回の木の生きた乾燥のさせ方もそうですが、随所にその工夫のあとが見られます。
まず、共鳴板の厚さです。ゲルトナーをはじめ、ほとんどのライアが極力薄く作られているのに対し、ザーレムライアはやや厚めにしています。そのために、時々、ザーレムライアは重たいといわれることがあります。それも、中央を厚く、周辺を薄くしています。
長い試行錯誤の末、この厚さが生まれてきました。その間に、黙々とライアを作り、試し続けてきたニーダー氏の姿が思い浮かびます。
ザーレムライアに関して2
04/18

ザーレムの材料についてお話します。
元々、ライアの材料は、バイオリンの材料を参考に作られました。バイオリンは表の板がトウヒ、裏板にはカエデが使われています。それで、ライアにも、一般的に表板にトウヒ、裏板とフレームにカエデを使われています。ザーレムはいろんな木を試した結果、表板に菩提樹を使うことにしました。そしてフレームにはカエデのみならず、サクラ、トネリコ、などを使いそれぞれ響きに個性のあるライアを生み出しています。また、木の製材の仕方、乾燥のさせ方はバイオリン作りで伝統的に行われた方法がとられています。ちなみに、ニーダー氏が住んでいる地域一帯はバイオリン作りで有名な地域で、バイオリンなどの弦楽器製作者養成の学校があります。
楽器として完成されたバイオリンの製作のノウハウがライア作りに生かされています。
本来、材料となる木は切り出したままでは使えません。製材をして、板が反らないようにきちんと積み上げて、長い期間乾燥させなければなりません。これは、家具作りでも一緒です。きちんと乾燥されていないものは割れや反りの原因になります。特に今の住居はエアコンや暖房設備の完備で室内がとても乾燥しますので、しっかりとした乾燥が必要です。
現在は人工乾燥という方法がとられ、短時間に乾燥させることが出来るようになりました。
ただ、楽器に関しては、乾燥していればいい、というだけではなく、響きが命です。
人工乾燥された木は木の組織が壊れているため、響きがよくないといわれています。
長い期間、乾燥された木はとてもいい響きがします。しかし、楽器用の木の乾燥はさらに先があります。まず、製材ですが、伝統的に月の満ち欠けに合わせて製材する日を決めているそうです。月のどの状態のときに製材されるのか、忘れましたので、もう一度ニーダー氏に確認したいと思います。いい音が生まれるまでに本当にいろいろなことがあるものだ、と感心するとともに、とっても嬉しくなります。
ザーレムライアに関して
04/04

ザーレムライアの特徴を皆さんにもう少しお伝えしなければいけないと思い立ちました。
私のほうの努力不足で、何も皆さんにお伝えできていないことに気がついたのです。
まず、何といっても特徴的なのは、弦です。ザーレムでは弦を自作しています。
弦を自作しているメーカーはほかにはありません。それどころか、マレイ・ライトさんのしずく型ライアもこのザーレムの弦が使われています。ニーダー氏は必要な弦をコンピュータでの計算と経験から選択し、芯線の太さと巻線の太さを決めていきます。重厚で豊かな低音を出すためには、細い芯線と重い巻線が必要です。しかし、巻線が太いとまず、細い芯線に巻くことは困難です。そして、弦が硬くなってしまいます。そのために二重巻にします。そして、おまけにフレットやブリッジに触れるところは細いままにして(段がついている)、澄んだ音になるようにしています。このやり方で、張りを弱くすることが出来、手触りがとっても柔らかいものになっています。もちろん高音部もすばらしいですが、特に低音部の弦を触って音を鳴らしてみると、その響きの豊かさに気づかれるかと思います。このザーレムの弦は、アメリカのエレキベースのプロミュージシャンが弦の発注をするほど質の高いものです。
また、常に弦に改良を加え、それをライアに張って、響きを確かめるということを繰り返すことで響きを追求しています。
一般的には、弦は弦のメーカーに外注するために、一つの音に対して、数百本単位の注文をするしかなく、ライアの作り手の希望はなかなか入れられません。
以前、ニーダー氏を訪ねたときに、大量の弦を見せられて、「どうしよう?弦の有名なメーカーに弦を外注したけど、こんなのが出来ちゃった。」と言われました。私としては、まったく区別がつかず、ちゃんと段もついていて申し分なく見えました。そしたら、彼は自分の作った弦を持ってきて、「ほらこんな弦でないと。」っていって見せてくれた弦は、触ると生きているかのようにプニプニと揺れるのでした。それに対して、メーカーの弦はどちらかというと動きが硬く、硬直している感じでした。違いは、弦を巻くときに掛ける手の力加減だそうです。「エッ?ここまでやるの?」と驚いたところでした。6月の大阪のライアの会ではこの弦もお見せできるかと思います。
次回は、木の製材の仕方、乾燥のさせ方についてお話します。


先日ローズライアの弦を張り替えさせていただいた方を訪ねて、お話をお伺いしました。生徒さんを持たれていて、生徒さんへザーレムのソプラノ小をよく紹介していただいている方で、いつもごひいきにしていただいています。今まで知らなかったローズライアに関してのお話をたくさんお聞かせいただきました。
ローズライア
03/21

先日ローズライアが弦の張替えのために当店に届きました。
セラックニス塗装されたとってもかわいくてシンプルな形のライアで、音も素朴な響きです。いろいろな形態があるなーと構造などを見て感心してしまいます。
まず、外観をチェックします。特に板と板の接着部に亀裂がないかを見ていきます。弦をはずしながら、巻き方の特徴、ピンがゆるくないか、を確認していき、その特徴をメモします。メーカーによって、弦の巻き方、残す弦の長さ、ピンの穴の位置、ピンを埋め込む深さ、などが違うので、初めてのライアは特に気を使います。
ローズライアはほかのライアに比べて、ピンの穴の位置が低いので、板までの間が狭く弦が底の板についてしまいますので気をつけなければなりません。
単線の巻き方も今までのライアの巻き方とは違う巻き方でした。
新しい弦を張られたライアはうれしそうでした。
また、ザーレムのソロソプラノライア、サクラの低音弦(巻線全般)の張替えをしました。弾いていると、徐々に音が劣化していくために、演奏をされている方は、なかなか気づかれないようです。私は、いつも新しいライアの音をチェックしているためのその音の違いがはっきりとわかります。
巻き線をはずし、ライアクリーニング液で汚れをふき取り、ライアワックスを塗ると、見違えるようにきれいになり、音もきらびやかさが戻ってきました。
在庫の確保
03/15

2008年3月現在、店在庫用として一部のライアを仕入れることができるようになりました。
現在どの種類のライアが入荷しているかは、ザーレムライアのページでご確認ください。
現在、ソロソプラノライアカエデとソプラノライア小はオーダーいただいた分がすべて届いております。
弦張り会
02/22

昨年末の手作りライアの弦張り会をしました。お母さんがたの手によって生まれた手作りライアから次々に美しい音が生まれて、とても嬉しい気持ちにさせられました。
心待ちにしていた子どもたちもさぞ喜ぶことでしょう。
修理の喜び
02/01

当店から販売したライアが弦の張替えで戻ってきました。
このライアは、ザーレムのソプラノライア大でサクラです。ピンが緩むということで、一度現地で、もう一度は店に送っていただいて、手をかけたので思いは強いライアです。弦が、色あせ、特に亭音源の響きが濁って鈍くなっちました。ライア本体も汚れが目立っていました(この塗装はどうしても使うと汚れがついてきます)。よく使われたのだな、と嬉しくなるとともに、弦をすべて取り外し、ワックスを取り、新たなワックスを塗り、新しい弦を張ると見違えるようになりました。ピンも緩んでいません。
このように、使い込まれたいい物をオーバーホールしていくのは無上の喜びです。自分自身もオーバーホールされていくようでとても気持ちよくなります。
今回は2007年8月にご注文いただいたライアが入荷してきました。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
弦の換算表
02/01

他で作られた、手作りライアの弦を張り替えました。
以前同じライアの弦を張り替えたことがあるのでかなり楽でした。何でも、初めて取り組むことは未知のことがありスリリングですが、大変です。
今回は、時間をかけてライアの弦の換算表を作りました。これで、新たな依頼があったときは、やり易くなることを期待しています。
修理日記
01/18

アウリスグロッケンのゴムを交換しました。アウリスグロッケンに使われているゴムが長年の使用で劣化して切れてしまっていました。音板を外し、下に敷かれているゴムを換え、ピンのゴムも換えました。響きが元のようによみがえりました。当店でアウリスグロッケンをご購入いただいた皆様は有償にて劣化したゴムの交換もいたしております。つみきやペロル時代にご購入いただいたものも修理対象とさせていただきます。ご連絡の際には、おおよそのご購入年度をお知らせください。
アウリスシロホンの枠が外れているのを修理しました。それと同時に、音が響かない、とご指摘のあった低いラ(12音)の音板の調整をしました。木の特質でしょうか、よく響く板と、そこまでという板の個人(?)差があります。音板の長さを最良にすることで、その板が一番響きやすい状態に持っていきました。それでも、どうしても、一番端の板が響きにくいという特性はあります。
入荷情報
01/18

ザーレムライアが続々と入荷しています。それを検品しながらそれぞれのライアの響きを確かめていきます。そうしながら、あらためて思うのですが、ライア一台一台響きが違うということです。あるライアは高音域に伸びがあったり、あるライアは全体的に音が控えめだけれど全体にバランスの良い響きをしているとか、まったく同じつくりをしているはずなのに、どうしてこうも違うのだろう、と思ってしまいます。たぶん一台だけだとそんなことも判らないのだろうと思います。もちろん、木の木目や色合いも一台ごとに違います。ライア一台ごとに個性があり、それが、それぞれの方々に出会っていくのだろうな、、と思うとなんとも嬉しいものを感じてしまいました。
今回は2007年8月にご注文いただいたライアが入荷してきました。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
ライアの共鳴胴の中に小さな紙が貼り付けられ、そこに、そのライアの番号が書いてあります。トラブルその他のご連絡時には、このライア番号もお知らせください。
入荷情報
01/04

今回は6月にご注文いただいたライアが入荷してきました。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
また、アウリスの30弦ライアも入荷しました。お待たせした方々、ご迷惑をおかけしました。
入荷情報
12/21

今回は5月にご注文いただいたライアの後続便が3台入荷しました。先方からは、かなりの台数がすでに出荷されているので、皆さんへのお届けが早くなるかと期待しています。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
また、アウリスの30弦ライアも3週間ほどで入荷予定です。ご迷惑をおかけしています。
チェコ製?
12/07

今は5月にご注文いただいたライアが入荷しています。ただ、値上げ前だったので、5月で20台ほどご注文を頂いているうちの最初の6台ほどの入荷です。後のかたがた、今しばらくお待ちください。
ライアの修理には、他のところで作られたライアが2台やってきました。
7弦と16弦のキンダーライアです。7弦のライアはチェコ製らしいのですが、大きめの穴にダボをはめて更にその中にピンの穴を開けるという恐ろしいつくりで(たぶん開ける穴を間違ったのでしょう)、ピンがゆるいので抜いてみるとそのダボも抜けて驚いていしまいました。取り寄せられた弦もまったくあわない弦で、ほとほと呆れてしまいました。もちろん、合う弦を張ってあげました。
もう一台は、調弦しても狂いやすいライアで、弦の選択とブリッジの構造に問題があり、弦を計算して適切なものに取り替え、ブリッジを取り替えることにしました。
12月16日に手作りライアの会の二回目の作業を行います。11月11日に行った第一回目の続きです。皆さん、その間にがんばって作業され第二回目に向かわれます。子供たちのクリスマスプレゼントに、とお母さん方+お父さん一人ががんばられている姿は、なんとも胸が熱くなります。
ザーレム入荷
11/16

ライアのザーレムライアが6台入荷してきました。ソロソプラノライア3台とソロアルト1台ソプラノライア小が2台です。4月ごろにご注文いただいた方たちの分が入荷してきています。ご注文いただいた方々お待たせしました。現在7ヶ月ほどかかっている計算です。ザーレムのニーダー氏と話をしたところ、生産体制がよくなってきているので、かなり早く納品できる予定だとのことでした。期待したいと思います。先日、一台ソロソプラノライアの中古(ほとんど新品状態)が出ましたが、皆さんにお知らせするまもなく、すぐにほかの方に引き取られていきました。改めて、人気の高さを感じました。

ジョン・ビリング氏のライアのCDが入荷しました。とてもすばらしいCDです。次回のHPで皆さんに紹介したいと思います。お近くにお住まいの方、是非ご視聴にお出でください。
アウリスの修理
11/02

当店に集合した修理用のライアがまたそれぞれのお家に帰っていきました。後に残った2台は重傷なので少し時間がかかります。1台に40本ほどのピンがありますから、弦をはずし、ピンを抜き、処置をし、ピンを挿し、弦を張りとなると途方もない時間がかかり、一台終わるとどっと疲れが来てしまいます。

先日、「アウリスのキンダーライアを調弦してもうまくいかない。」とのご指摘を受け、そのライアを調べたところ、ピンのゆるみが見つかりました。早速処置をするとともに、当店にある残りのライアもチェックした結果、かなりの頻度でピンのゆるみが見つかりました。調弦するだけでは見つからないことが多く、すっかり油断していました。

当店からご購入いただいたアウリスキンダーライア(もちろんコロイのライアも、ザーレムもです。)で、調弦してもすぐに音が下がる、という症状が出ているものがあれば、当店にご連絡ください。もちろんこちらで無償にてメンテナンスいたします。なお、大変申し訳ありませんが当店以外でご購入のライアに関しては、対処いたしかねますのでご了承ください。
アウリス
09/07

アウリスのアルトーソプラノライア41弦が入荷可能になりました。音は、e”’-cです。まだ商品コーナーにはアップできていませんが、ご興味のある方お問い合わせください。
亀裂
08/24

夏から秋にかけては、気候の変化(特に湿度の変化)により、共鳴版とフレームの間に亀裂が入るなどのトラブルが一年を通じて一番生じやすい季節です(まだザーレムライアの報告はありません)。そのようなことがあったらすぐに弦を緩め、販売店のほうにご報告ください。そのままにしておきますと、急にフレームが曲がり、取り返しが付かなくなります。
三野さんの新しいCD
08/03

三野さんの新しいCDスイートライアが発売されました。今回はほとんどの曲がしずく型のライアで演奏されていますが、そのライアが弦の張替えのために当店に届く予定です。ザーレムのニーダーさんの評価も高く、実際にどのような響きがするのか、楽しみです。
暑さ
07/20

この暑い季節、特にシェルラック仕上げのライアには注意が必要です。シェルラックは熱に弱く、ちょっと油断するとケースに張り付いて痕ができてしまいます。そうなってしまうと後が大変なので、くれぐれもご注意ください。
ザーレムの弦への張り替え
07/06

先日ゲルトナー型のライアがメンテナンスのために届きました。ゲルトナーかな、と思ってよく見ましたがゲルトナーの表記がなく、ただ、大型ソプラノライアの表記しかありませんでしたが、ケースがザーレムのものと同じことから、ヨークス氏のライアだということが分かりました。塗装をザーレムの塗装に塗り替えるか悩まれましたが、予算の関係上巻き線の部分だけを張り替えてお送りすることになりました。基本的にゲルトナータイプのライアは弦の張替えが可能ですので、一度ザーレムの弦を使われてはいかがでしょうか。弦の両端を細くすることで、より低音が響くように作られています。

なお、弦をザーレムの弦に張り替えられる場合は、ライアを当店にお送りください。弦自体が微妙に違うことがありますので、弦だけをお送りした場合のトラブルに関しては、お受けできませんのでご了承ください。

ゲルトナー、ヨークス氏のライアとザーレムのライアの大きな違いの一つは、共鳴版の厚さです。ゲルトナー、ヨークス氏のライアの共鳴版が全体的に薄いのに対して、ザーレムは真ん中の部分が周りより厚くなっています。それで、音の響きが少し違ってきているようです。

ザーレムやコロイ以外のライアをお持ちの方で弦が切れて困られている方、こちらの方で代替品を探して張り替えることが可能です。ただし、その場合は切れた弦を必ずお持ちください。遠方の方は、ライア本体と切れた弦を郵送していただくことになります。切れた弦だけの郵送は受け付けられませんのでご了承ください。なお、その場合弦1本につき換算手数料315円 弦の張替え料は420円になります。対応できない場合もありますので、事前に必ずご確認ください。
弦の張り替えの受付
06/15

ザーレムやコロイ以外のライアをお持ちの方で弦が切れて困られている方、こちらの方で代替品を探して張り替えることが可能です。ただし、その場合は切れた弦を必ずお持ちください。遠方の方は、ライア本体と切れた弦を郵送していただくことになります。切れた弦だけの郵送は受け付けられません。なお、その場合弦1本につき換算手数料525円 弦の張替え料は420円になります。対応できない場合もありますのでご了承ください。
ザーレムのライア工房
05/02

ザーレムのライア工房では、ザーレムライア用だけでなく、さまざまなライアの弦を作っています。今回、コロイのアルトライアの弦をザーレムの弦に張り替えられないか、という問い合わせがきていて、ザーレムのほうに問い合わせたところ、可能だという返事でした。早速注文しました。ザーレムオリジナルの2重、3重巻きの低音弦の音は圧巻で、どのような音になるのか楽しみです。 この前は、ゲルトナーのアルトライアの弦をザーレムの弦に張り替えました。 弦を新たに張り替えられる際は、ぜひご考慮ください。
コロイとザーレム
04/20

熱で表面の塗装が傷んだコロイの大型ソプラノライアの補修が中断しています。
コロイのアルトライアの弦をザーレムの弦に張り替えられないか、という問い合わせがきています。現在、ザーレムのほうに問い合わせています。やはり、ザーレムオリジナルの2重、3重巻きの低音弦の音は圧巻です。
表面の補修
04/06

熱で表面の塗装が傷んだライアを補修しています。
コロイの大型ソプラノライアでセラックニス仕上されたものです。熱で、ケースの表面のフェルトがくっついています。結構大変で、一度表面の塗料を取り、再度塗り重ねていくのですが、塗っては乾かし磨き、塗っては乾かし磨き、という工程を何度も繰り返していきます。かなり根気のいる仕事です。それでもうまくいくととてもいい気持ちになります。ちなみに、このセラックニスは木についたカイガラムシの巣(?)をアルコールで溶かしたものですが(shalllack-貝殻のニス)、日本で手に入るものはなぜか色が濃いので、コロイのライアには使えません。結局コロイから透明度の高いニスを手に入れて作業しています。おかげでとても根気強い人間になっていきます。
ゲルトナー
03/16

なんとか、ゲルトナーの大型アルトライアのブリッジ付けとピン打ちに成功しました。うーん!・・・いい勉強になった。どこにピンを打つかでこれほど悩んだことはありませんでした(というかピンを打つのは初めてですが)。こちらに打てばあそこが立たず、あそこを立てればこちらが危うい、何とか最大の妥協点を見つけて作業しました。ほんの少し難点もありますが、いたし方ありません。でも弦の幅はきちんと均等になり、音もザーレムの弦と取り替えたので、低音がとても気持ちよく響きます。
何とか出来上がってほっとしています。
巻き線
03/02

ライアの弦には、表面がツルツルした単線とガザガザしていてこするとキュッキュッと音を立てる巻き線があります。巻き線は単線の周りに細い線をコイル状に巻きつけてあり、低音用に使われます。低音を出すためには弦が重くなければなりませんが、そのために弦を太くすると、弦をとても強く張らなければなりません。そうすると、指に当たる感じがとても硬く、おまけにライアにとてつもない負担がかかります。張力は弱くて重い弦を工夫した結果、この巻き線が生まれました。ザーレムではその上に巻き線を重ねた2重巻き、更には3重巻きの弦を使っています。今まで不可能とされてきたとても細い芯線の周りに、細い巻き線、少し太めの巻き線、更に太い巻き線と、細い芯線が切れないように巻いていきます。
ブリッジにあたる部分は巻き線をまかない、という丁寧さです。もちろんよりきれいな低音を生み出すための工夫です。ザーレムの宣伝になってしまった感がありますが、このような弦を使っているのはザーレムだけですから(ザーレムの弦を張っているほかのメーカーのライアはあります。)ついつい力説したくなりました。


いよいよ、ライアのピンのそばにブリッジ(ギターのフレットのような形状)を取り付ける作業を開始します。溝を切る特殊な丸ノコの刃(とても小さなものでニーだーさんに用意していただきました)が手に入り、それ用の弦も手に入りました。まずその刃を薄く削り、それで溝を切り、底に金属を埋め込み、更に小さなピンを弦の間隔が均等になるように打っていかなければなりません。それも、ライアピンからの弦がきちんとかかるような位置に。考えただけでも気が遠くなりそうですが、ライアが生き返ることを考えるとがんばろうという気になります。ライアにはこのブリッジがついたものとついていないものがあり、ブリッジのついたものの利点は、弦の高さと、弦と弦の間隔をきちんとそろえることができることです。ブリッジをつけようとしているライアはゲルトナーの大型アルトライアで、今まで作られたなかで、ブリッジがついていない数少ないタイプの一つです。
弦の間隔が不ぞろいで指が弦の間に入ってしまうということで、依頼されました。
長いことお待たせしました。
ライアの木について
02/16

ライアの木について、ザーレムのライアはとりあえず、様々な木の種類が使われていますが、それぞれ木によって製材の仕方、乾燥のさせ方が違うということを初めて聞きました。私は木について少しは知っていたつもりでしたので、かなり驚きました。そもそも、樹を切るときは、樹の中から液体が下りていく月が欠けて行く時期に切るそうです。また、メープルは樹を切った後、製材して板にし、すぐに水に付けてから立て掛けてしばらく置いてから、今度は間に木をはさんで積んでいくそうです。それも最初は外で何年間も野積みしてから室内でさらに何年間も乾燥させる、という気(木?)の遠くなるような話です。サクラでは、樹を切った後すぐに製材せずに丸太のまましばらく乾燥させるそうです。これらのことはバイオリンを作る人たちの知識として長いこと培われてきたものだそうです。ニーダーさんはバイオリン製作者たちと一緒に樹を切るところから立ち会うようです。

1996年製のザーレムソプラノライア大が弦の張替えで到着しました。サクラで共鳴版はトウヒでした。表面の汚れを落としワックスを塗り替えたら見違えるようになりました。
大型ソプラノライアの塗装
02/02

ただいま、コロイの大型ソプラノライアの塗装をしています。熱のためにセラックニスの表面が傷んでしまったのです。一回塗っては一日置いて、磨いてまた塗って5回ほど塗って磨きます。ととても時間のかかるしごとです。がんばろう。
ザーレムライア
01/19

今はもっぱらライアに取り組んでいます。先日初代ゲルトナー氏の奥さんが愛用していたライアが弦の張り替えのために到着しました。表面がセラックニス仕上げで、やや深い色をした、美しいものでした。早速古い弦を取り、その後で全体にセラックニス磨きをかけ、専用ワックスで磨いたらくすんだ部分も取れ、とてもきれいになりました。

その後に新しい弦を張っていきました。きれいになると心もきれいになったようでとてもうれしいです。(自分の部屋も片付くとたぶん心はもっときれいに感じることでしょう)

弦の音が下がるということで、ザーレムライアアルトが持ち込まれました。サクラの美しいもので、ピンが少しゆるいものがありました。念のために、すべてのピンに緩み取りの処置をしました。遠いので、ほかのピンが緩んで来ないようにと考えてのことでした。そのほかの場所にも少し不具合があったので、処置をし、裏板にヤスリ掛けをし、専用のオイルとワックスを塗りました。処置をした場所がまったくわからないような仕上がりになって大変満足しました。ザーレムライアの表面塗装はとても扱いやすいのでうれしいです。当店からお買い上げのものだったので、もちろん送料、工賃すべて無料で行いました。<弦を調弦してもすぐに狂う場合は、ピンのゆるみが考えられます。>

家の工房のほうでは、コロイの大型ソプラノライアの修理が終わり、調整に入っています。共鳴版が外れ、側版もずれてきていたかなり重症なものでした。こちらで修理できるぎりぎりの状態かな、という感じです。以前のライアは接着剤に膠が使われているために、よくトラブルがあるようです。7年ほど前に、やはり、かなりずれたライアをドイツのコロイの工房に送ったことがあります(買って半年ほどでトラブル)。コロイの工房からは、修理不可能ということで新しいライアが送られてきました。<ライアにひびが入りはじめたら、すぐに弦を緩めてください>特に、夏から秋にかけてが一番トラブルが発生しやすい時期のようです。

それにしても、それぞれのメーカーで弦の張り方、残す弦の長さなどがちがうために、かなり気を使います。もちろんそれぞれのメーカーの張り方にあわせて張り替えています。
キンダートロムメル
01/05

キンダートロムメルの太鼓の皮が破れたものが到着しました(またもや写真を撮るのを忘れました)。正月明けに、取り置きしていた他の3つの太鼓と一緒に張り替えました。紐を緩めて、皮のついた枠をはずし、枠から破れた皮をとり、水に浸しておいた新しい皮を張ります。やはり、生まれ変わった姿はとっても気持ちがいいです。

壊れたものを修理するって、ほーんとうに楽しいですね。癒される感じです。
修理
12/29

年も押し迫り、弦の切れたキンダーハープと枠の板が外れたアウリスシロホンが持ち込まれました(写真を撮り忘れました。残念)。キンダーハープは弦を張って、調弦していたらピンがゆるいのを一つ見つけて処理をしました。当店でお買い上げの方だったので(お知り合いの方のものを預かってこられたそうです)、もちろん処置代無料、それから調弦代もサービスしました。また、シロホンの枠も外れただけでその場所のピンも外れていただけだったので、接着剤をつけ圧着しました。こられた方もお店を見ている間に出来上がったので、目を丸くされていました。えっへん!
セラックニス
11/03

ライアを修理しようとして、ドイツから大切に持ち帰った塗料のセラックニスを切らしてしまいました。塗料屋さんやDIYショップを捜し歩いたのですが、すべて色の濃いもので、薄い色のものがどこにも見当たりません。早速ドイツに連絡をして送ってもらうことにしました。
コロイのソプラノライア類はこのセラックニスが塗料に使われています。表面に何度も塗装してはそのつど磨き上げるという工程を繰り返しているのでとても手間がかかっています。バィオリンもこのセラックニスが塗られていますが、このニスの弱点は熱とアルコールです。車の中には絶対に置きっぱなしにしないでください。室内の熱でライアの表面のニスにフェルトがくっついて目も当てられなくなります。アルコールもシミになるのでお気をつけください。
共鳴版がずれたライア
10/20

当店に枠と共鳴版がずれたライアが届きました。コロイの大型ソプラノライアです。中古で買ったライアで、2年ほどなんともなかったのにこの夏の終わりがけに急にずれ始めたそうです。こうなると結構大変です。枠の部分でずれが生じているので、根本的な作業が必要になります。コロイのライアの場合、以前はヨーロッパ使用ということでニカワが使われていましたが、日本でのトラブルが多発したため、ある時期から接着剤を強力なものに変えてからトラブルが少なくなりました。それ以前に製造されたものを中古で購入される場合はそのことをよく考慮に入れられたほうがいいかと思います。いつから変わったか、は残念ながら正確なところがわかりません。
とにかく、枠と共鳴版の間に隙間が出来、ズレはじめたら即すべての弦を緩めてください。
柄の折れたキンダーハープ
08/18

柄のところが折れてしまったキンダーハープが届きました。子供がシュタイナー学園に持っていって落として割れたそうです。もしこのようなことが起こったら、どのライアに限らず、(大型のライアは特に)すぐに弦を緩めてください。そのままにいておくと弦の張力でライアが変形してしまいます。

このキンダーハープは前に掲載したキンダーライアと同じように板がきれいに割れていたので接着するには最適です。割れ目がきれいにはまり込むので、ずれも起き難く強く接着します。修理する場合木工用の接着剤を使うのですが、どの接着剤を使う場合も接着面に強い圧力をかけることで接着力が強くなります。木の枠を作ってクランプで締めようとしたのですが、どうも完全ではないような気がして、ゴムで締め上げることで圧着しました。一度中途半端に付いてしまうと、それを剥がして張りなおすのはほとんど無理なのでとても気を使います。接着した後で接着面を整えてお返しするつもりでしたがほとんどそれで問題なさそうだったのですが・・・、結局その周りをサンドペーパをあてて、塗装をしてしまいました。お客様には「割れ目が目立たなくて驚きました。」とメールをいただいたのですが、本当は目立たないようにではなく、分からないようにしたかったところです。日々精進です。店のものは「どこに問題があるんですか?」と割れには気がつきませんでした。左が修理前、右が修理後です。
割れたオカリナ
08/04

二つに割れてしまったオカリナが届きました。大切に棚の上においといたものが落ちたそうで、二つに分かれていますが、結構複雑な形に割れていました。以前自分の物を修理したときは端っこのほうだったので、簡単でしたが、今回は結構大変でした。
でも何とか付けることが出来ました。うまく行ったときの喜びは格別です。子供たちが作った年度の作品を家のレンガを積んだ窯で焼くのですが、原始的なのでよく割れてしまいます。そのときにくっつけるのですが、このときの経験と磨いた技術が役に立ったようです。写真を撮り忘れたので、今度から忘れないようにします。
弦の交換
04/21

ライアの弦の交換を頼まれた方が、出来上がったライアを弾いてとても驚かれます。「ああ、こんなにきらびやかな音だったんだ。」と。弾き続けていると徐々に音が変化するので、劣化になかなか気がつきません。特に、低音の弦の音が劣化しやすく、曇って、ポンポンというマットな音がしていることが多いようです。新たなライアや新たに弦を張られたライアと比較されるとわかるかと思います。

11/19

お客様方からよくライア(当店の商品ではありません)のピンが甘くて弦が緩むので困っている。もしくは弾かなくなって、埃がかぶっているという話を聞くことがあります。
弦の張替えの時は
10/15

弦が切れた時の弦の張替えの際、必ずピンを巻き戻して下さい。そうしないと切れた状態からまたピンをねじ込むことになり、ピンが深く入り過ぎてしまいます。特に、キンダーハープなど、ピンの位置の板の薄いものは、底が割れてピンが顔を出してしまいます。
弦クリーナー
10/01

ザーレムライアについてくる弦クリーナー(ブラシのようなもの)はとても優れものです。演奏した後、および定期的に、説明書を見ながらブラシの布地の面を弦と弦の間に入れ巻き線と垂直に動かしながら拭き上げて下さい。ピンはブラシを使ってほこりを払い取ってください。弦の寿命が長くなります。もちろんほかのライア類に使えます。
接着剤について
09/17

一昔のライアはどのタイプでも接着剤がヨーロッパ仕様になっているものが日本に入ってきていました。また、ヨーロッパから買ってこられるものは、もちろんヨーロッパ仕様のままのものがあります。そこで、日本の気候に耐えられず、共鳴版がずれたり、割れたり、というトラブルが発生します。そういう時は、救急処置として、ライアの使用をやめてすぐに弦を緩めてください。共鳴版によって弦の張力を支えているとことがあるので、その部分の接着が切れると、弦の力でフレームがどんどん変形して取り返しのつかないことになってしまいます。そうして対処法についてお問い合わせいただきたいのですが、その場合、100%修理工場行きとなってしまいます。