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ライアひと口メモ
これまでにトップページに掲載してきた井手によるライアー関係の記事をまとめてみました。
◆ライアひと口メモ
手作りライア
毎年この季節になると、教室のお母さん方を中心にライア(キンダ―ハープ)の手作りを行います。親の愛情がこもったライアをつまびく子どもたちの姿を見ると何とも言えない気持ちになります。それとは裏腹に、作業はかなりハードですが・・・。


10/10
◆ライアひと口メモ
季節のお手入れ
9月からこの時期あたりかけて湿度の大きな変化が訪れます。それにつれて、ライアもトラブルが一番発生しやすい時期でもあります。仕舞い込まれているライアがあれば、一度ケースから取り出して、ご確認ください。その際に、急に野外に出したり、風通しのいいところや直射日光、暖房器具のそばなどには持ってこないようにしてください。
もし、万が一、フレームと共鳴板のズレ、割れ、ヒビなどを発見されたら、すぐに弦を緩めてください。そして、ご購入された販売店へご相談ください。

10/24
◆ライアひと口メモ
ライアスタンド
今回、要望があって、ザーレムのアルトライア用のスタンドを製作してみました。(上の写真参照)
脚の取り外しができるザーレムライアのライアスタンドを参考に作りました。楕円形のシンプルなフォルムでまとめています。アルトだけでなくソプラノライアも載せられるようになっています。
物を初めて作るときは試行錯誤の連続ですが、それだけに出来上がったときの喜びもひとしおです。ああ、ここはこうが良かったかな、などと、ずっと心をとらえてはなれません。
ライアを演奏される皆さんも、こういうものがあったらいいな。とかありましたら、当店のほうにお声をかけていただくとうれしく思います。

先日、ライアの弦を張り替えた方から、「音がとっても良くなって嬉しいです。」との言葉をいただきました。私の方も感謝の言葉をいただいて、<仕事をしてよかった>と、とてもありがたい気分になりました。
09/05
◆ライアひと口メモ
おたよりに感謝
先日ザーレムのアルトライア用のスタンドをお送りした方から、問題点についてご指摘を受けました。ありがたいことです。こうやって、実際に使う中で、良いものになっていくのでしょう。
いつか、商品としてご紹介したと思います。皆さんからも、こういうものがあったら、というご指摘があればご連絡をお待ちしています。
09/19
◆ライアひと口メモ
ライアスタンド
今回、要望があって、ザーレムのアルトライア用のスタンドを製作してみました。(上の写真参照)
脚の取り外しができるザーレムライアのライアスタンドを参考に作りました。楕円形のシンプルなフォルムでまとめています。アルトだけでなくソプラノライアも載せられるようになっています。
物を初めて作るときは試行錯誤の連続ですが、それだけに出来上がったときの喜びもひとしおです。ああ、ここはこうが良かったかな、などと、ずっと心をとらえてはなれません。
ライアを演奏される皆さんも、こういうものがあったらいいな。とかありましたら、当店のほうにお声をかけていただくとうれしく思います。

先日、ライアの弦を張り替えた方から、「音がとっても良くなって嬉しいです。」との言葉をいただきました。私の方も感謝の言葉をいただいて、<仕事をしてよかった>と、とてもありがたい気分になりました。
09/05
◆ライアひと口メモ
ライアの響きについて
ライアの響きに関しては個人的な好みもあるのでどれが良いということは一概に言えないところがあります。ただ演奏上問題になってくる点を幾つか述べていきたいと思います。まず、いちばん重要になってくるのは音の大きさにバラつきがないということです。
ライアの弦を同じ強さで一弦ずつ鳴らして行った時に、音の大きさが極端に大きくなったり小さいくなったりすると、演奏する際にそれを補うように弾く強さを変えないと(特に大きく響く弦)演奏が不自然になります。特に大きく響く音は、共鳴胴(ライアの真ん中に穴が開いたところ)の中で音がひどく共鳴してしまい、繊細な響きが奪われてしまいます。ライアに限らず、様々な楽器は、それぞれの音のばらつきをいかに無くすためにさまざまなくふうがなされてきているといえるでしょう。ライアの検品をしてても、一台一台個性があり、それぞれの弦の音の大きさや響きのバランスが違うことに気付かされます。
08/22
◆ライアひと口メモ
弦の張替えについて
弦オイルについてのお問い合わせもよくあります。
コロイの弦オイルは当店でも販売していますが、ザーレムのニーダー氏は基本的に弦オイルの使用に関しては反対です。特に、巻き線へは使用しないように指示しています。芯線と巻き線の間にオイルが入り込んでしまって、響きに悪い影響を与えるとのことです。
演奏の後はこまめにザーレムライア付属の弦クリーナーかやわらかい布で拭き取ることが一番のようです。その場合、布でピンのあたりを触ると、布に弦の端が引っかかり、弦が外れることがあるのでご注意ください。
なお、弦の張替えその他のメンテナンスのご質問は当店からライアを購入された方に限らせていただきます。当店をお知りになる前にほかの方法でライアをご購入された方で、お困りの方に関しては、『ペロルザーレムライアの会』を設けていますので、ご相談ください。なお、弦はどなたでもご購入いただけます(割引の特典はありません)。
08/01
◆ライアひと口メモ
弦の張替えについて
弦の張替えの時期についてよくお問い合わせがあります。
ライアの弦は常に強い張力で張られているので、長い時間が経つと金属が疲労を起こし、響きにくくなったり、ひどいときには音を合わせても合わなくて最後に切れたりします。
もちろん、頻繁に弾かれる方の弦は早く傷みます。 特に低音弦は傷みが早くやってきます。中心にスチールやブロンズの芯線があり、その周りに銀でコーティングされた細い銅線が巻かれた複雑な構造をしているためです。
弦が疲労してくると、輝くような響きがなくなり、鈍く曇ったような音になります。
ライアを演奏される方は、音が徐々に変わってくるためにあまり音の劣化に気づかれないことが多く、弦を張り替えてみて驚かれることが多いようです。
音というものは、本来好みの問題でもあるので、中にはこの曇った音が好きだとか、新しいきらびやかな音は落ち着きがない、とか感じられる方もあるかと思いますので、一概には言えないのですが、低音などはほとんど響かなくなってきます。音の変化はよく弾かれる方で、2年ぐらいから顕著に現れます。もちろん切れないとそのまま使えはするので10年以上張られ続けていることもあり、切れた1本を変えるとその音がやけに明るく響くようになり、バランスが取れなくなって全部変えることになる場合もあるようです。
弦の張替えに関しては、ザーレムやゲルトナーはリングを作る特別のやり方をしていますが、何もそのやり方でなくても弦は止まるので、簡単なコロイやアウリスのやり方でもかまわないか、と思います。
弦が切れたときは、必ずピンを少し巻き戻して位置を高くして張るようにしてください。
なお、弦の張替えその他のメンテナンスのご質問は、当店からライアを購入された方に限らせていただきます。当店をお知りになる前にほかの方法でライアをご購入された方で、お困りの方に関しては、『ペロルライアの会』を設けています(詳しくはザーレムライアのページへ)ので、ご相談ください。なお、弦に関してはどなたでもご購入いただけます(割引の特典はありません)。


07/18
◆ライアひと口メモ
弦について
ザーレムライアの弦をザーレムが自作している話については以前このコーナーでもお話したかと思います。ザーレムは実は、ゲルトナーライア用の弦も作っています。先日、ゲルトナーのアルトライアにゲルトナー用のザーレムライアの弦を張りました。弦を張りながら、その弦の違いをあらためて感じました。
特に低音弦は大きく違いました。ゲルトナーの弦に比べてザーレムの弦はとても手触りが柔らかくプニプニしています(すいません、表現が稚拙で、この言葉でしか表現できません)。
低音弦は芯線に細い線をコイル状に巻いて作りますが、ザーレムの弦は細い芯線を使い、それに細い巻き線を二重に巻いているので手触りと張りが柔らかくなり、指に吸い付く感じがします。もちろん音もとても柔らかでありながらきらめく感じがあり、ライア本体に染み込んでいく感じがあります。もちろん張り替える前は、弦の響き自体がかなり弱まっていましたが、張り替えた後、試し弾きをしてみて、その響きの美しさと心に染み込んでくる感じにとても心を打たれ、ずっと鳴らしていたい気になりました。入荷したザーレムライアを試し弾きするときも同じような感覚にとらわれ、作業が進まなくなってしまいます。すみません。なんだか、とっても宣伝してしまったようです。でも、やっぱりすばらしいので伝えたくなります。
仕事しながらいい気持ちになれるなんて幸せものです。皆さんに感謝です。ありがとうございます。
07/04
◆ライアひと口メモ
ザーレムライア購入後のメンテナンスに関して
ライアを購入される方が心配されるのは、メンテナンスに関してです。
当店からザーレムライアを購入された場合に、その後のメンテナンスをご心配されるのはよくわかります。当店から購入していただいたザーレムライアに関して、お客様が普通にお使いいただいた場合に生じるトラブルに関して3年間の無料保障をしています。もちろん送料その他も負担させていただきます。たまに起きてくるトラブルとして、ピンの緩みがあります。木に金属をねじ込み、ある程度の遊びを持って回るように作られているので、どうしてもたまに起きてきます。お客様の不注意によるトラブル、3年以上経ったライアのトラブルに関しては、有償で対処させていただいています。
ザーレムライアに関して、これまでにまだピンの緩みによるトラブル以外のトラブルは起きたことがありません。もし、そのような事態が生じたときは、ザーレム工房と話し合い、対策を考えていきます。
弦の張替え、表面の汚れ取り、なども行っています。詳しいことは電話などでお問い合わせください。
06/20
◆ライアひと口メモ
表面塗装
今回は表面塗装の話をします。
ザーレムライアの表面は木をペーパーで磨いた後、オイルと松脂などを混合したものを染み込ませて硬化させた後、専用のワックスが塗られています。ニーダー氏が響き、その他を試した結果、この塗装が最良だと判断し、ずっとこのやり方を続けています。この塗装の利点は、表面に硬い塗膜をつくっていないので、塗膜表面のひび割れがないこと。温度に強いこと。メンテナンスがしやすいことです。短所は表面に固い塗膜を作らないので、汚れがついた場合に取れにくいことです。長く使っていると、どうしても触っているところに少し汚れがつきます。ただし、これは先ほどの長所であるメンテナンスがしやすいことで解決します。汚れたかな、と思ったら、当店で販売しているザーレムライアクリーニング液(お問い合わせ商品)を柔らかい布に含ませ拭くと、表面のワックスと一緒に汚れが取れていきます。(ひどい汚れを放置して、完全に取れない場合は、当店のほうにお任せください。下地のほうから調整します。ただし、汚れがあっても音になんらの支障はありません。)その後、専用のワックスを柔らかい布につけ、伸ばして拭き上げると、どんなに古いザーレムライアでも見違えるようになります。
06/06
◆ライアひと口メモ
ザーレムライアー:ライアーの響きと構造に関して
もともとホーラント・ゲルトナーに始まったライア作りはニーダー氏をはじめとする三人の弟子たちに受け継がれました(ゲルトナー工房を除いて)。現在でもそれを受け継いで作っているのはニーダー氏のみです(後の二人は退職して年金生活)。
ニーダー氏は音楽家たちとの協力で、そのゲルトナーライアに改良を加え、さらにすばらしい響きを追求しました。ニーダー氏はその響きを「弦と木のバランスが取れた響き。」と呼んでいます。そのための工夫がいろんなところで見られます。
ニーダー氏のところにはよくライア演奏家が訪れます。CDでおなじみのジョン・ビリングさんを始め、スザンネ・ハインツさんもよく訪ねてこられるようです。これらの演奏家と直に話をし、それをライア作りに生かしています。
昨今、彼のところには、ザーレムライアを真似たライアがやってくるそうです。「自分のところで作ったものではないので。」と断るそうですが、そのときに音を聞いてみて、その楽器の響きが不十分で、バランスが取れていないことが多いそうです。外見的に真似をしてみても、響きを生み出すのはなかなか大変のようです。もちろん、響きに関してはそれぞれ個人的な好みもあるでしょうが、お客様に、やっぱりこの響きが素敵で、といっていただくと、とっても嬉しくなります。
ただ、音によって響きの強さのバラつきがあると音楽として演奏するのには難しくなるように思います。
私もさまざまなライアに触れる中で、その響きに対してよりイメージができるようになりました。そして、音が板で跳ね返されて戻ってきているな、とか共鳴胴の中に音が入り込んでいないな、とか、逆に音が共鳴胴のかなでこもっているな、とか感じとことができるようになりました。そんな中で、ザーレムライアの響きはバランスが取れていて、板に音がしみこんで全体に広がっていくようだな、と心に響いてくるのは、やはり贔屓目に見ているからでしょうか。
ザーレムのキンダーハープを触ったときに、その音の染み込み具合に驚き(心にも染みて来るから不思議です。)ずっと鳴らしておきたい気持ちに駆られました。そして、ニーダー氏にその感想を告げると、「それが、弦と木のバランスが取れているということさ(ニーッ!)」といわれました。
前回の木の生きた乾燥のさせ方もそうですが、随所にその工夫のあとが見られます。
まず、共鳴板の厚さです。ゲルトナーをはじめ、ほとんどのライアが極力薄く作られているのに対し、ザーレムライアはやや厚めにしています。そのために、時々、ザーレムライアは重たいといわれることがあります。それも、中央を厚く、周辺を薄くしています。
長い試行錯誤の末、この厚さが生まれてきました。その間に、黙々とライアを作り、試し続けてきたニーダー氏の姿が思い浮かびます。
05/02
◆ライアひと口メモ
ザーレムライアに関して
ザーレムの材料についてお話します。
元々、ライアの材料は、バイオリンの材料を参考に作られました。バイオリンは表の板がトウヒ、裏板にはカエデが使われています。それで、ライアにも、一般的に表板にトウヒ、裏板とフレームにカエデを使われています。ザーレムはいろんな木を試した結果、表板に菩提樹を使うことにしました。そしてフレームにはカエデのみならず、サクラ、トネリコ、などを使いそれぞれ響きに個性のあるライアを生み出しています。また、木の製材の仕方、乾燥のさせ方はバイオリン作りで伝統的に行われた方法がとられています。ちなみに、ニーダー氏が住んでいる地域一帯はバイオリン作りで有名な地域で、バイオリンなどの弦楽器製作者養成の学校があります。
楽器として完成されたバイオリンの製作のノウハウがライア作りに生かされています。
本来、材料となる木は切り出したままでは使えません。製材をして、板が反らないようにきちんと積み上げて、長い期間乾燥させなければなりません。これは、家具作りでも一緒です。きちんと乾燥されていないものは割れや反りの原因になります。特に今の住居はエアコンや暖房設備の完備で室内がとても乾燥しますので、しっかりとした乾燥が必要です。
現在は人工乾燥という方法がとられ、短時間に乾燥させることが出来るようになりました。
ただ、楽器に関しては、乾燥していればいい、というだけではなく、響きが命です。
人工乾燥された木は木の組織が壊れているため、響きがよくないといわれています。
長い期間、乾燥された木はとてもいい響きがします。しかし、楽器用の木の乾燥はさらに先があります。まず、製材ですが、伝統的に月の満ち欠けに合わせて製材する日を決めているそうです。月のどの状態のときに製材されるのか、忘れましたので、もう一度ニーダー氏に確認したいと思います。いい音が生まれるまでに本当にいろいろなことがあるものだ、と感心するとともに、とっても嬉しくなります。
04/18
◆ライアひと口メモ
先日ローズライアの弦を張り替えさせていただいた方を訪ねて、お話をお伺いしました。生徒さんを持たれていて、生徒さんへザーレムのソプラノ小をよく紹介していただいている方で、いつもごひいきにしていただいています。今まで知らなかったローズライアに関してのお話をたくさんお聞かせいただきました。

ザーレムライアに関して
ザーレムライアの特徴を皆さんにもう少しお伝えしなければいけないと思い立ちました。
私のほうの努力不足で、何も皆さんにお伝えできていないことに気がついたのです。
まず、何といっても特徴的なのは、弦です。ザーレムでは弦を自作しています。
弦を自作しているメーカーはほかにはありません。それどころか、マレイ・ライトさんのしずく型ライアもこのザーレムの弦が使われています。ニーダー氏は必要な弦をコンピュータでの計算と経験から選択し、芯線の太さと巻線の太さを決めていきます。重厚で豊かな低音を出すためには、細い芯線と重い巻線が必要です。しかし、巻線が太いとまず、細い芯線に巻くことは困難です。そして、弦が硬くなってしまいます。そのために二重巻にします。そして、おまけにフレットやブリッジに触れるところは細いままにして(段がついている)、澄んだ音になるようにしています。このやり方で、張りを弱くすることが出来、手触りがとっても柔らかいものになっています。もちろん高音部もすばらしいですが、特に低音部の弦を触って音を鳴らしてみると、その響きの豊かさに気づかれるかと思います。このザーレムの弦は、アメリカのエレキベースのプロミュージシャンが弦の発注をするほど質の高いものです。
また、常に弦に改良を加え、それをライアに張って、響きを確かめるということを繰り返すことで響きを追求しています。
一般的には、弦は弦のメーカーに外注するために、一つの音に対して、数百本単位の注文をするしかなく、ライアの作り手の希望はなかなか入れられません。
以前、ニーダー氏を訪ねたときに、大量の弦を見せられて、「どうしよう?弦の有名なメーカーに弦を外注したけど、こんなのが出来ちゃった。」と言われました。私としては、まったく区別がつかず、ちゃんと段もついていて申し分なく見えました。そしたら、彼は自分の作った弦を持ってきて、「ほらこんな弦でないと。」っていって見せてくれた弦は、触ると生きているかのようにプニプニと揺れるのでした。それに対して、メーカーの弦はどちらかというと動きが硬く、硬直している感じでした。違いは、弦を巻くときに掛ける手の力加減だそうです。「エッ?ここまでやるの?」と驚いたところでした。6月の大阪のライアの会ではこの弦もお見せできるかと思います。
次回は、木の製材の仕方、乾燥のさせ方についてお話します。
04/04
◆ライアひと口メモ
先日ローズライアが弦の張替えのために当店に届きました。
セラックニス塗装されたとってもかわいくてシンプルな形のライアで、音も素朴な響きです。いろいろな形態があるなーと構造などを見て感心してしまいます。
まず、外観をチェックします。特に板と板の接着部に亀裂がないかを見ていきます。弦をはずしながら、巻き方の特徴、ピンがゆるくないか、を確認していき、その特徴をメモします。メーカーによって、弦の巻き方、残す弦の長さ、ピンの穴の位置、ピンを埋め込む深さ、などが違うので、初めてのライアは特に気を使います。
ローズライアはほかのライアに比べて、ピンの穴の位置が低いので、板までの間が狭く弦が底の板についてしまいますので気をつけなければなりません。
単線の巻き方も今までのライアの巻き方とは違う巻き方でした。
新しい弦を張られたライアはうれしそうでした。
また、ザーレムのソロソプラノライア、サクラの低音弦(巻線全般)の張替えをしました。弾いていると、徐々に音が劣化していくために、演奏をされている方は、なかなか気づかれないようです。私は、いつも新しいライアの音をチェックしているためのその音の違いがはっきりとわかります。
巻き線をはずし、ライアクリーニング液で汚れをふき取り、ライアワックスを塗ると、見違えるようにきれいになり、音もきらびやかさが戻ってきました。
03/21
◆ライアひと口メモ
2008年3月現在、店在庫用として一部のライアを仕入れることができるようになりました。
現在どの種類のライアが入荷しているかは、ザーレムライアのページでご確認ください。
現在、ソロソプラノライアカエデとソプラノライア小はオーダーいただいた分がすべて届いております。
03/15
◆ライアひと口メモ
昨年末の手作りライアの弦張り会をしました。お母さんがたの手によって生まれた手作りライアから次々に美しい音が生まれて、とても嬉しい気持ちにさせられました。
心待ちにしていた子どもたちもさぞ喜ぶことでしょう。
02/22
◆ライアひと口メモ
当店から販売したライアが弦の張替えで戻ってきました。
このライアは、ザーレムのソプラノライア大でサクラです。ピンが緩むということで、一度現地で、もう一度は店に送っていただいて、手をかけたので思いは強いライアです。弦が、色あせ、特に亭音源の響きが濁って鈍くなっちました。ライア本体も汚れが目立っていました(この塗装はどうしても使うと汚れがついてきます)。よく使われたのだな、と嬉しくなるとともに、弦をすべて取り外し、ワックスを取り、新たなワックスを塗り、新しい弦を張ると見違えるようになりました。ピンも緩んでいません。
このように、使い込まれたいい物をオーバーホールしていくのは無上の喜びです。自分自身もオーバーホールされていくようでとても気持ちよくなります。
今回は2007年8月にご注文いただいたライアが入荷してきました。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
02/01
◆ライア修理日記
他で作られた、手作りライアの弦を張り替えました。
以前同じライアの弦を張り替えたことがあるのでかなり楽でした。何でも、初めて取り組むことは未知のことがありスリリングですが、大変です。
今回は、時間をかけてライアの弦の換算表を作りました。これで、新たな依頼があったときは、やり易くなることを期待しています。
02/01
◆ライア修理日記
アウリスグロッケンのゴムを交換しました。アウリスグロッケンに使われているゴムが長年の使用で劣化して切れてしまっていました。音板を外し、下に敷かれているゴムを換え、ピンのゴムも換えました。響きが元のようによみがえりました。当店でアウリスグロッケンをご購入いただいた皆様は有償にて劣化したゴムの交換もいたしております。つみきやペロル時代にご購入いただいたものも修理対象とさせていただきます。ご連絡の際には、おおよそのご購入年度をお知らせください。
アウリスシロホンの枠が外れているのを修理しました。それと同時に、音が響かない、とご指摘のあった低いラ(12音)の音板の調整をしました。木の特質でしょうか、よく響く板と、そこまでという板の個人(?)差があります。音板の長さを最良にすることで、その板が一番響きやすい状態に持っていきました。それでも、どうしても、一番端の板が響きにくいという特性はあります。 01/18
◆ライアひと口メモ
ザーレムライアが続々と入荷しています。それを検品しながらそれぞれのライアの響きを確かめていきます。そうしながら、あらためて思うのですが、ライア一台一台響きが違うということです。あるライアは高音域に伸びがあったり、あるライアは全体的に音が控えめだけれど全体にバランスの良い響きをしているとか、まったく同じつくりをしているはずなのに、どうしてこうも違うのだろう、と思ってしまいます。たぶん一台だけだとそんなことも判らないのだろうと思います。もちろん、木の木目や色合いも一台ごとに違います。ライア一台ごとに個性があり、それが、それぞれの方々に出会っていくのだろうな、、と思うとなんとも嬉しいものを感じてしまいました。
今回は2007年8月にご注文いただいたライアが入荷してきました。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
ライアの共鳴胴の中に小さな紙が貼り付けられ、そこに、そのライアの番号が書いてあります。トラブルその他のご連絡時には、このライア番号もお知らせください。
01/18
◆ライアひと口メモ
今回は6月にご注文いただいたライアが入荷してきました。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
また、アウリスの30弦ライアも入荷しました。お待たせした方々、ご迷惑をおかけしました。
01/04
◆ライアひと口メモ
今回は5月にご注文いただいたライアの後続便が3台入荷しました。先方からは、かなりの台数がすでに出荷されているので、皆さんへのお届けが早くなるかと期待しています。ライアをご注文いただいた方々、今しばらくお待ちください。
また、アウリスの30弦ライアも3週間ほどで入荷予定です。ご迷惑をおかけしています。
12/21
◆ライアひと口メモ
今は5月にご注文いただいたライアが入荷しています。ただ、値上げ前だったので、5月で20台ほどご注文を頂いているうちの最初の6台ほどの入荷です。後のかたがた、今しばらくお待ちください。
ライアの修理には、他のところで作られたライアが2台やってきました。
7弦と16弦のキンダーライアです。7弦のライアはチェコ製らしいのですが、大きめの穴にダボをはめて更にその中にピンの穴を開けるという恐ろしいつくりで(たぶん開ける穴を間違ったのでしょう)、ピンがゆるいので抜いてみるとそのダボも抜けて驚いていしまいました。取り寄せられた弦もまったくあわない弦で、ほとほと呆れてしまいました。もちろん、合う弦を張ってあげました。 もう一台は、調弦しても狂いやすいライアで、弦の選択とブリッジの構造に問題があり、弦を計算して適切なものに取り替え、ブリッジを取り替えることにしました。
12月16日に手作りライアの会の二回目の作業を行います。11月11日に行った第一回目の続きです。皆さん、その間にがんばって作業され第二回目に向かわれます。子供たちのクリスマスプレゼントに、とお母さん方+お父さん一人ががんばられている姿は、なんとも胸が熱くなります。 12/07
◆ライアひと口メモ
ライアのザーレムライアが6台入荷してきました。ソロソプラノライア3台とソロアルト1台ソプラノライア小が2台です。4月ごろにご注文いただいた方たちの分が入荷してきています。ご注文いただいた方々お待たせしました。現在7ヶ月ほどかかっている計算です。ザーレムのニーダー氏と話をしたところ、生産体制がよくなってきているので、かなり早く納品できる予定だとのことでした。期待したいと思います。先日、一台ソロソプラノライアの中古(ほとんど新品状態)が出ましたが、皆さんにお知らせするまもなく、すぐにほかの方に引き取られていきました。改めて、人気の高さを感じました。

ジョン・ビリング氏のライアのCDが入荷しました。とてもすばらしいCDです。次回のHPで皆さんに紹介したいと思います。お近くにお住まいの方、是非ご視聴にお出でください。 11/16
◆ライアひと口メモ
当店に集合した修理用のライアがまたそれぞれのお家に帰っていきました。後に残った2台は重傷なので少し時間がかかります。1台に40本ほどのピンがありますから、弦をはずし、ピンを抜き、処置をし、ピンを挿し、弦を張りとなると途方もない時間がかかり、一台終わるとどっと疲れが来てしまいます。
先日、「アウリスのキンダーライアを調弦してもうまくいかない。」とのご指摘を受け、そのライアを調べたところ、ピンのゆるみが見つかりました。早速処置をするとともに、当店にある残りのライアもチェックした結果、かなりの頻度でピンのゆるみが見つかりました。調弦するだけでは見つからないことが多く、すっかり油断していました。
当店からご購入いただいたアウリスキンダーライア(もちろんコロイのライアも、ザーレムもです。)で、調弦してもすぐに音が下がる、という症状が出ているものがあれば、当店にご連絡ください。もちろんこちらで無償にてメンテナンスいたします。なお、大変申し訳ありませんが当店以外でご購入のライアに関しては、対処いたしかねますのでご了承ください。 11/02
◆ライアひと口メモ
アウリスのアルトーソプラノライア41弦が入荷可能になりました。音は、e”’-cです。まだ商品コーナーにはアップできていませんが、ご興味のある方お問い合わせください。 09/07
◆ライアひと口メモ
夏から秋にかけては、気候の変化(特に湿度の変化)により、共鳴版とフレームの間に亀裂が入るなどのトラブルが一年を通じて一番生じやすい季節です(まだザーレムライアの報告はありません)。そのようなことがあったらすぐに弦を緩め、販売店のほうにご報告ください。そのままにしておきますと、急にフレームが曲がり、取り返しが付かなくなります。 08/24
◆ライアひと口メモ
三野さんの新しいCDスイートライアが発売されました。今回はほとんどの曲がしずく型のライアで演奏されていますが、そのライアが弦の張替えのために当店に届く予定です。ザーレムのニーダーさんの評価も高く、実際にどのような響きがするのか、楽しみです。 08/03
◆ライアひと口メモ
この熱い季節、特にシェルラック仕上げのライアには注意が必要です。シェルラックは熱に弱く、ちょっと油断するとケースに張り付いて痕ができてしまいます。そうなってしまうと後が大変なので、くれぐれもご注意ください。 07/20
◆ライアひと口メモ
先日ゲルトナー型のライアがメンテナンスのために届きました。ゲルトナーかな、と思ってよく見ましたがゲルトナーの表記がなく、ただ、大型ソプラノライアの表記しかありませんでしたが、ケースがザーレムのものと同じことから、ヨークス氏のライアだということが分かりました。塗装をザーレムの塗装に塗り替えるか悩まれましたが、予算の関係上巻き線の部分だけを張り替えてお送りすることになりました。基本的にゲルトナータイプのライアは弦の張替えが可能ですので、一度ザーレムの弦を使われてはいかがでしょうか。弦の両端を細くすることで、より低音が響くように作られています。 なお、弦をザーレムの弦に張り替えられる場合は、ライアを当店にお送りください。弦自体が微妙に違うことがありますので、弦だけをお送りした場合のトラブルに関しては、お受けできませんのでご了承ください。 ゲルトナー、ヨークス氏のライアとザーレムのライアの大きな違いの一つは、共鳴版の厚さです。ゲルトナー、ヨークス氏のライアの共鳴版が全体的に薄いのに対して、ザーレムは真ん中の部分が周りより厚くなっています。それで、音の響きが少し違ってきているようです。 ザーレムやコロイ以外のライアをお持ちの方で弦が切れて困られている方、こちらの方で代替品を探して張り替えることが可能です。ただし、その場合は切れた弦を必ずお持ちください。遠方の方は、ライア本体と切れた弦を郵送していただくことになります。切れた弦だけの郵送は受け付けられませんのでご了承ください。なお、その場合弦1本につき換算手数料315円 弦の張替え料は420円になります。対応できない場合もありますので、事前に必ずご確認ください。 07/06
◆ライアひと口メモ
ザーレムやコロイ以外のライアをお持ちの方で弦が切れて困られている方、こちらの方で代替品を探して張り替えることが可能です。ただし、その場合は切れた弦を必ずお持ちください。遠方の方は、ライア本体と切れた弦を郵送していただくことになります。切れた弦だけの郵送は受け付けられません。なお、その場合弦1本につき換算手数料525円 弦の張替え料は420円になります。対応できない場合もありますのでご了承ください。 06/15
◆ライア修理日記
ザーレムのライア工房では、ザーレムライア用だけでなく、さまざまなライアの弦を作っています。今回、コロイのアルトライアの弦をザーレムの弦に張り替えられないか、という問い合わせがきていて、ザーレムのほうに問い合わせたところ、可能だという返事でした。早速注文しました。ザーレムオリジナルの2重、3重巻きの低音弦の音は圧巻で、どのような音になるのか楽しみです。 この前は、ゲルトナーのアルトライアの弦をザーレムの弦に張り替えました。 弦を新たに張り替えられる際は、ぜひご考慮ください。 05/02
◆ライア修理日記
熱で表面の塗装が傷んだコロイの大型ソプラノライアの補修が中断しています。 コロイのアルトライアの弦をザーレムの弦に張り替えられないか、という問い合わせがきています。現在、ザーレムのほうに問い合わせています。やはり、ザーレムオリジナルの2重、3重巻きの低音弦の音は圧巻です。 04/20
◆ライア修理日記
熱で表面の塗装が傷んだライアを補修しています。 コロイの大型ソプラノライアでセラックニス仕上されたものです。熱で、ケースの表面のフェルトがくっついています。結構大変で、一度表面の塗料を取り、再度塗り重ねていくのですが、塗っては乾かし磨き、塗っては乾かし磨き、という工程を何度も繰り返していきます。かなり根気のいる仕事です。それでもうまくいくととてもいい気持ちになります。ちなみに、このセラックニスは木についたカイガラムシの巣(?)をアルコールで溶かしたものですが(shalllack-貝殻のニス)、日本で手に入るものはなぜか色が濃いので、コロイのライアには使えません。結局コロイから透明度の高いニスを手に入れて作業しています。おかげでとても根気強い人間になっていきます。 04/06
◆ライア修理日記
なんとか、ゲルトナーの大型アルトライアのブリッジ付けとピン打ちに成功しました。うーん!・・・いい勉強になった。どこにピンを打つかでこれほど悩んだことはありませんでした(というかピンを打つのは初めてですが)。こちらに打てばあそこが立たず、あそこを立てればこちらが危うい、何とか最大の妥協点を見つけて作業しました。ほんの少し難点もありますが、いたし方ありません。でも弦の幅はきちんと均等になり、音もザーレムの弦と取り替えたので、低音がとても気持ちよく響きます。 何とか出来上がってほっとしています。 03/16
◆ライア修理日記
いよいよ、ライアのピンのそばにブリッジ(ギターのフレットのような形状)を取り付ける作業を開始します。溝を切る特殊な丸ノコの刃(とても小さなものでニーだーさんに用意していただきました)が手に入り、それ用の弦も手に入りました。まずその刃を薄く削り、それで溝を切り、底に金属を埋め込み、更に小さなピンを弦の間隔が均等になるように打っていかなければなりません。それも、ライアピンからの弦がきちんとかかるような位置に。考えただけでも気が遠くなりそうですが、ライアが生き返ることを考えるとがんばろうという気になります。ライアにはこのブリッジがついたものとついていないものがあり、ブリッジのついたものの利点は、弦の高さと、弦と弦の間隔をきちんとそろえることができることです。ブリッジをつけようとしているライアはゲルトナーの大型アルトライアで、今まで作られたなかで、ブリッジがついていない数少ないタイプの一つです。 弦の間隔が不ぞろいで指が弦の間に入ってしまうということで、依頼されました。 長いことお待たせしました。
◆ライアひと口メモ
ライアの弦には、表面がツルツルした単線とガザガザしていてこするとキュッキュッと音を立てる巻き線があります。巻き線は単線の周りに細い線をコイル状に巻きつけてあり、低音用に使われます。低音を出すためには弦が重くなければなりませんが、そのために弦を太くすると、弦をとても強く張らなければなりません。そうすると、指に当たる感じがとても硬く、おまけにライアにとてつもない負担がかかります。張力は弱くて重い弦を工夫した結果、この巻き線が生まれました。ザーレムではその上に巻き線を重ねた2重巻き、更には3重巻きの弦を使っています。今まで不可能とされてきたとても細い芯線の周りに、細い巻き線、少し太めの巻き線、更に太い巻き線と、細い芯線が切れないように巻いていきます。 ブリッジにあたる部分は巻き線をまかない、という丁寧さです。もちろんよりきれいな低音を生み出すための工夫です。ザーレムの宣伝になってしまった感がありますが、このような弦を使っているのはザーレムだけですから(ザーレムの弦を張っているほかのメーカーのライアはあります。)ついつい力説したくなりました。 03/02
◆ライア修理日記
1996年製のザーレムソプラノライア大が弦の張替えで到着しました。サクラで共鳴版はトウヒでした。表面の汚れを落としワックスを塗り替えたら見違えるようになりました。
◆ライアひと口メモ
ライアの木について、ザーレムのライアはとりあえず、様々な木の種類が使われていますが、それぞれ木によって製材の仕方、乾燥のさせ方が違うということを初めて聞きました。私は木について少しは知っていたつもりでしたので、かなり驚きました。そもそも、樹を切るときは、樹の中から液体が下りていく月が欠けて行く時期に切るそうです。また、メープルは樹を切った後、製材して板にし、すぐに水に付けてから立て掛けてしばらく置いてから、今度は間に木をはさんで積んでいくそうです。それも最初は外で何年間も野積みしてから室内でさらに何年間も乾燥させる、という気(木?)の遠くなるような話です。サクラでは、樹を切った後すぐに製材せずに丸太のまましばらく乾燥させるそうです。これらのことはバイオリンを作る人たちの知識として長いこと培われてきたものだそうです。ニーダーさんはバイオリン製作者たちと一緒に樹を切るところから立ち会うようです。 02/16
◆ライア修理日記
ただいま、コロイの大型ソプラノライアの塗装をしています。熱のためにセラックニスの表面が傷んでしまったのです。一回塗っては一日置いて、磨いてまた塗って5回ほど塗って磨きます。ととても時間のかかるしごとです。がんばろう。 02/02
◆ライア修理日記
今はもっぱらライアに取り組んでいます。先日初代ゲルトナー氏の奥さんが愛用していたライアが弦の張り替えのために到着しました。表面がセラックニス仕上げで、やや深い色をした、美しいものでした。早速古い弦を取り、その後で全体にセラックニス磨きをかけ、専用ワックスで磨いたらくすんだ部分も取れ、とてもきれいになりました。 その後に新しい弦を張っていきました。きれいになると心もきれいになったようでとてもうれしいです。(自分の部屋も片付くとたぶん心はもっときれいに感じることでしょう) 弦の音が下がるということで、ザーレムライアアルトが持ち込まれました。サクラの美しいもので、ピンが少しゆるいものがありました。念のために、すべてのピンに緩み取りの処置をしました。遠いので、ほかのピンが緩んで来ないようにと考えてのことでした。そのほかの場所にも少し不具合があったので、処置をし、裏板にヤスリ掛けをし、専用のオイルとワックスを塗りました。処置をした場所がまったくわからないような仕上がりになって大変満足しました。ザーレムライアの表面塗装はとても扱いやすいのでうれしいです。当店からお買い上げのものだったので、もちろん送料、工賃すべて無料で行いました。<弦を調弦してもすぐに狂う場合は、ピンのゆるみが考えられます。> 家の工房のほうでは、コロイの大型ソプラノライアの修理が終わり、調整に入っています。共鳴版が外れ、側版もずれてきていたかなり重症なものでした。こちらで修理できるぎりぎりの状態かな、という感じです。以前のライアは接着剤に膠が使われているために、よくトラブルがあるようです。7年ほど前に、やはり、かなりずれたライアをドイツのコロイの工房に送ったことがあります(買って半年ほどでトラブル)。コロイの工房からは、修理不可能ということで新しいライアが送られてきました。<ライアにひびが入りはじめたら、すぐに弦を緩めてください>特に、夏から秋にかけてが一番トラブルが発生しやすい時期のようです。 それにしても、それぞれのメーカーで弦の張り方、残す弦の長さなどがちがうために、かなり気を使います。もちろんそれぞれのメーカーの張り方にあわせて張り替えています。 01/19
◆ライア修理日記
キンダートロムメル(リンク)の太鼓の皮が破れたものが到着しました(またもや写真を撮るのを忘れました)。正月明けに、取り置きしていた他の3つの太鼓と一緒に張り替えました。紐を緩めて、皮のついた枠をはずし、枠から破れた皮をとり、水に浸しておいた新しい皮を張ります。やはり、生まれ変わった姿はとっても気持ちがいいです。 壊れたものを修理するって、ほーんとうに楽しいですね。癒される感じです。 01/05
◆ライア修理日記
年も押し迫り、弦の切れたキンダーハープと枠の板が外れたアウリスシロホンが持ち込まれました(写真を撮り忘れました。残念)。キンダーハープは弦を張って、調弦していたらピンがゆるいのを一つ見つけて処理をしました。当店でお買い上げの方だったので(お知り合いの方のものを預かってこられたそうです)、もちろん処置代無料、それから調弦代もサービスしました。また、シロホンの枠も外れただけでその場所のピンも外れていただけだったので、接着剤をつけ圧着しました。こられた方もお店を見ている間に出来上がったので、目を丸くされていました。えっへん! 12/29
◆ライア修理日記
ライアを修理しようとして、ドイツから大切に持ち帰った塗料のセラックニスを切らしてしまいました。塗料屋さんやDIYショップを捜し歩いたのですが、すべて色の濃いもので、薄い色のものがどこにも見当たりません。早速ドイツに連絡をして送ってもらうことにしました。 コロイのソプラノライア類はこのセラックニスが塗料に使われています。表面に何度も塗装してはそのつど磨き上げるという工程を繰り返しているのでとても手間がかかっています。バィオリンもこのセラックニスが塗られていますが、このニスの弱点は熱とアルコールです。車の中には絶対に置きっぱなしにしないでください。室内の熱でライアの表面のニスにフェルトがくっついて目も当てられなくなります。アルコールもシミになるのでお気をつけください。 11/03
◆ライア修理日記
当店に枠と共鳴版がずれたライアが届きました。コロイの大型ソプラノライアです。中古で買ったライアで、2年ほどなんともなかったのにこの夏の終わりがけに急にずれ始めたそうです。こうなると結構大変です。枠の部分でずれが生じているので、根本的な作業が必要になります。コロイのライアの場合、以前はヨーロッパ使用ということでニカワが使われていましたが、日本でのトラブルが多発したため、ある時期から接着剤を強力なものに変えてからトラブルが少なくなりました。それ以前に製造されたものを中古で購入される場合はそのことをよく考慮に入れられたほうがいいかと思います。いつから変わったか、は残念ながら正確なところがわかりません。 とにかく、枠と共鳴版の間に隙間が出来、ズレはじめたら即すべての弦を緩めてください。 10/20
◆ライア修理日記
柄のところが折れてしまったキンダーハープが届きました。子供がシュタイナー学園に持っていって落として割れたそうです。もしこのようなことが起こったら、どのライアに限らず、(大型のライアは特に)すぐに弦を緩めてください。そのままにいておくと弦の張力でライアが変形してしまいます。 このキンダーハープは前に掲載したキンダーライアと同じように板がきれいに割れていたので接着するには最適です。割れ目がきれいにはまり込むので、ずれも起き難く強く接着します。修理する場合木工用の接着剤を使うのですが、どの接着剤を使う場合も接着面に強い圧力をかけることで接着力が強くなります。木の枠を作ってクランプで締めようとしたのですが、どうも完全ではないような気がして、ゴムで締め上げることで圧着しました。一度中途半端に付いてしまうと、それを剥がして張りなおすのはほとんど無理なのでとても気を使います。接着した後で接着面を整えてお返しするつもりでしたがほとんどそれで問題なさそうだったのですが・・・、結局その周りをサンドペーパをあてて、塗装をしてしまいました。お客様には「割れ目が目立たなくて驚きました。」とメールをいただいたのですが、本当は目立たないようにではなく、分からないようにしたかったところです。日々精進です。店のものは「どこに問題があるんですか?」と割れには気がつきませんでした。左が修理前、右が修理後です。 08/18
◆ライア修理日記
二つに割れてしまったオカリナが届きました。大切に棚の上においといたものが落ちたそうで、二つに分かれていますが、結構複雑な形に割れていました。以前自分の物を修理したときは端っこのほうだったので、簡単でしたが、今回は結構大変でした。 でも何とか付けることが出来ました。うまく行ったときの喜びは格別です。子供たちが作った年度の作品を家のレンガを積んだ窯で焼くのですが、原始的なのでよく割れてしまいます。そのときにくっつけるのですが、このときの経験と磨いた技術が役に立ったようです。写真を撮り忘れたので、今度から忘れないようにします。 08/04
◆ライアひと口メモ
ライアの弦の交換を頼まれた方が、出来上がったライアを弾いてとても驚かれます。「ああ、こんなにきらびやかな音だったんだ。」と。弾き続けていると徐々に音が変化するので、劣化になかなか気がつきません。特に、低音の弦の音が劣化しやすく、曇って、ポンポンというマットな音がしていることが多いようです。新たなライアや新たに弦を張られたライアと比較されるとわかるかと思います。 04/21
◆ライアひと口メモ
お客様方からよくライア(当店の商品ではありません)のピンが甘くて弦が緩むので困っている。もしくは弾かなくなって、埃がかぶっているという話を聞くことがあります。 それはとても残念なことです。当店で買われていないライアでも、実費で補修をいたします。ピン1本の補修で原則として210円ほどの価格(弦を張り替えるときは絃代実費、送料は別途、)で修理していますのでお気軽にお問い合わせください。メンテナンス、使用法だけのお問い合わせ(他店購入)には応じかねますのでご了承ください。 11/19
◆ライアひと口メモ
弦が切れた時の弦の張替えの際、必ずピンを巻き戻して下さい。そうしないと切れた状態からまたピンをねじ込むことになり、ピンが深く入り過ぎてしまいます。特に、キンダーハープなど、ピンの位置の板の薄いものは、底が割れてピンが顔を出してしまいます。 10/15
◆ライアひと口メモ
ザーレムライアについてくる弦クリーナー(ブラシのようなもの)はとても優れものです。演奏した後、および定期的に、説明書を見ながらブラシの布地の面を弦と弦の間に入れ巻き線と垂直に動かしながら拭き上げて下さい。ピンはブラシを使ってほこりを払い取ってください。弦の寿命が長くなります。もちろんほかのライア類に使えます。 10/01
◆ライアひと口メモ
一昔のライアはどのタイプでも接着剤がヨーロッパ仕様になっているものが日本に入ってきていました。また、ヨーロッパから買ってこられるものは、もちろんヨーロッパ仕様のままのものがあります。そこで、日本の気候に耐えられず、共鳴版がずれたり、割れたり、というトラブルが発生します。そういう時は、救急処置として、ライアの使用をやめてすぐに弦を緩めてください。共鳴版によって弦の張力を支えているとことがあるので、その部分の接着が切れると、弦の力でフレームがどんどん変形して取り返しのつかないことになってしまいます。そうして対処法についてお問い合わせいただきたいのですが、その場合、100%修理工場行きとなってしまいます。 09/17